短歌添削道場(投句と批評)

添削と批評一覧最新の投稿順の20ページ目

「ぬばたまの黒きコートは心身と魂守る私の味方」の批評

回答者 よしはむ

添削した短歌: ぬばたまの黒きコートは心身と魂守る私の味方

悟り鯛子さんの短歌を拝読しました。

「ぬばたまの」は枕詞。
「ぬばたま」の実が黒いところから、「黒し」「黒髪」など黒いものにかかり、さらに、「黒」の連想から「髪」「夜(よ)・(よる)」などにかかる物です。

私も素人なのでよくわかりませんが、「ぬばたまの黒きコート」というと、黒いコートがお守りのようなニュアンスになりますね。

感想を率直に申し上げると「心身」は蛇足かと思います。
コートが身を守るものであるのは、周知のことですし、心はその後の「魂」とほぼ同意義です。
なので、ここの部分を別の言葉に差し替えられると良いのではないかと思いました。

次回作も楽しみです。応援しています!

点数: 0

「澄みきったどこまで続く青い空オリーブの木々北風に揺れ」の批評

回答者 よしはむ

添削した短歌: 澄みきったどこまで続く青い空オリーブの木々北風に揺れ

鴨長迷さんの短歌を拝読しました。

青い空とオリーブの木々、青と緑の対比が良かったと思います。
欲を言えば、「澄みきったどこまで続く青い空」とは、やや陳腐な表現なので、別の言葉に言い換えられると、もっと良くなると思います。

次回作も楽しみです。応援しています!

点数: 1

散歩中工事現場で見かけたる良く見知りたる彼が旗振る

回答者 よしはむ

添削した短歌: 散歩中 工事現場で 見かけたる 同年配の 彼が旗振る

鴨長迷さんの短歌を拝読しました。

事実を歪めてしまうかも知れませんが、「同年配の彼」ではなく、「良く見知りたる彼」とした方が、歌に余韻が生まれるような気がしました。
いかがでしょうか?

次回作も楽しみです。応援しています!

点数: 1

「1年が短く感じるのは好きだから今日は2人の出会い記念日」の批評

回答者 よしはむ

添削した短歌: 1年が短く感じるのは好きだから今日は2人の出会い記念日

マーチさんの短歌を拝読しました。
ういういしい素直な発想で書かれていて、とても良いと思いました。
恋愛短歌は、正直な気持ちで書くのが良いなと感じました。

次回作も楽しみです。応援しています!

点数: 0

「山頂で大空見上げオリオン座眩く光る一等星あり」の批評

回答者 よしはむ

添削した短歌: 山頂で大空見上げオリオン座眩く光る一等星あり

中山康平さんの短歌を拝読しました。
初作品ということで、厳しい感想を書くのははばかれますが、この歌は「説明的」になっていると思います。

「山頂で大空を見上げたらオリオン座が見えた、そこには輝く一等星があった」
意味は非常にわかりやすいのですが、説明的になっており、歌としては心に響くものがありません。
例えば、

「ともすれば君口無しになりたまふ海な眺めそ海にとられむ」
漂白の歌人・若山牧水の恋愛短歌です。

読んだ後に、考えさせるような余韻が残ります。
難しいのですが、読者がその歌についてしんみりと噛みしめるような余韻があるかどうかが重要です。
これはとても難しいので、名作にたくさん触れてみて、その感覚をつかまれると良いと思います。

次回作も楽しみです。応援しています!

点数: 0

添削依頼をする!

「私はロボットではありません」にチェックを入れてください。

▼添削依頼された短歌の検索

▼添削と批評(返信)の検索

ページの先頭へ

短歌添削道場の使い方。お問い合わせ

関連コンテンツ