返信一覧の表示
地縁(ちゆかり)2 ログド・カマンダリア登場! (No: 1)
スレ主 新見大輔 投稿日時:
小説投稿先URL(別タブが開きます)
https://kakuyomu.jp/works/1177354054887186624
形状記憶気流というアイデアを思いついたので、食事シーンと組み合わせて説明しようとしたのですが上手くいっているか不安です。あとシリーズの2としてこのストーリーがあるわけですが、シリーズの1がなくても分かりやすくと読者の方に指摘されたものの、力不足で改善できておりません。それでもよろしかったらどうぞ!
あらすじ(プロット)
故郷で起こった戦いで身内に犠牲者が出た少年ヒトウカは、その原因となった創造の一派――悪しき王たちの野合――の情報を得るために唯一、創造の一派について記された本があるという自国の王城の書庫を目指していた。
共に旅をするヒエロは陽気でフレンドリーな女吟遊詩人だ。この前なんか知らない男と酒場でセッションしていた。本を調べるのは頭が良いヒエロに任せて、途中で故郷に帰ろうするヒトウカをログド・カマンダリアという人物が親切にも送り届けてくれることになった。しかしこのログドはサタラという森の魔術師ダムスタにつけ狙われていた。不運にもヒトウカもついでに標的にされてしまう!
いじめ、勧誘、恨みなどの集団の魔を具現化し武器として使役してくるダムスタという魔術師――そして、そのダムスタの奥義Groove Danceが炸裂する!はたしてヒトウカ、ログドはこの強大な魔術師に太刀打ちできるのか?
目的:プロになりたい!
要望:たのもー!(ボコボコにしてください)
この小説を批評する!地縁(ちゆかり)2 ログド・カマンダリア登場!の批評 (No: 2)
投稿日時:
ドラコンと申します。流し読み程度ですが、拝読しましたので、3点感想を申し上げます。なお、相当辛口になりますこと、あらかじめお詫び申し上げます。
1、舞台の土台が不明確
第一印象がこれです。大変失礼ではあるのですが、新見さんは、作中の政体、文化、文明、経済、交通といった点を十分お考えになっているのでしょうか。
第1話冒頭に「王国」「公爵領」と、中世ヨーロッパ風のファンタジーな世界観を感じさせるキーワードがありました。そのため、中世ヨーロッパ風なファンタジー世界を思い浮かべました。
ですが、第1話の最後で、何の脈絡もなく「寿司屋」が登場し、第2話ではその寿司屋に放り込まれ、非常に戸惑いました。
寿司は、言うまでもなく日本料理の象徴です。「東方の島国出身者が経営している店」とでもあれば、まだ違和感が少なかったのでしょうが、管見の限りではそのようなこともありませんでした。
また、クレジットカードやデビットカードなどキャッシュレス決済や、携帯電話が存在するような世界であることにも、違和感を覚えます。
私でしたら、ファンタジー色を強めるのであれば、携帯電話は鏡を使いますね。例えば携帯電話の鏡「千里鏡(せんりきょう)」に向かって呪文を唱えると、離れた所の「千里鏡」につながって会話ができる、という感じです。
クレジットカードも、「小切手」で良いのではないでしょうか。それとも、『ドラえもん のび太のドラビアンナイト』の原作本のように、いくらでもお金が出てくる袋でしょうか(後で請求書が来ると推定される。映画にはこの場面は存在せず、宇宙平和銀行から昔のアラビアのお金を取寄せた)。
このサイトの管理人うっぴーさんがTwitterでこう仰っています。
「領地経営物でなくとも、
国家間の外交関係や、経済、軍事、地理的な条件などが、しっかり考えられている小説は、たいていおもしろいです」
https://twitter.com/ranokenn/status/1212545690825441282
2、作中独自の専門用語が多い
作中独自の専門用語が連発されていて、何が何だか分かりませんでした。
3、難しい言葉が多い
貴作のリンク先のタグの中に、「児童向け」のタグもありました。その割には難しい言葉が多過ぎませんか。
藤子・F・不二夫先生は、読者の年齢に合わせて『ドラえもん』を描き分けていました。この件は、『ドラえもん』の第1話作品集である、『ドラえもん第0巻』(小学館)に詳しく書かれています。幼稚園児向けと、小学4年生向けとでは随分違います。児童向けに書かれるのであれば、未読でしたら『ドラえもん第0巻』の解説は、一読の価値ある1冊です。
長所。良かった点
・短かったので、一応全話目を通すことができた。
・ヒトウカが寿司を食べ過ぎて、所持金が足りなくなることに親しみを感じた。
良かった要素
キャラクター
ライトノベル作法研究所管理人うっぴー /運営スタッフ:小説家・瀬川コウ:大手出版社編集者Y - エンタメノベルラボ - DMM オンラインサロン
プロ作家、編集者にアドバイスしてもらえる!勉強会で腕を高めあえる!小説で飯を食べていきたい人のための創作コミュニティ。学生には交通費1000円を支給。
地縁(ちゆかり)2 ログド・カマンダリア登場!の批評の返信 (No: 3)
投稿日時:
ドラコンさん、批評がもらえるだけでうれしいです!ありがとうございます。『1、舞台の土台が不明確』ですが、よく指摘される部分でもあります。この地縁は様々な土地、時代が煩雑にデタラメに組み合わさっている魔法の土地…ということでどうにかしようとしたのですが。『2、専門用語、難しい言葉をどうにかしてほしい』となると現在の僕の説明技術ではこれ以上は難しく、もう少し精進してみようと思います。
地縁(ちゆかり)2 ログド・カマンダリア登場!の批評の返信の返信 (No: 4)
投稿日時:
ドラコンです。ご返信ありがとうございます。
貴作を突き詰めて言えば、メニューに「西洋料理フルコース」と書いてあったので注文したコースが、実は「和洋折衷料理」だった、です。和洋折衷料理を出すならば、メニューに「和洋折衷料理」と書かないと、クレームのもとになりませんか。
>『1、舞台の土台が不明確』ですが、よく指摘される部分でもあります。
私が見る限りですが、この点の一因は「説得力のなさ」かと存じます。
寿司屋を例に、重ねて申し上げます。港町に魚介類料理の店があるのは、当然で納得できます。むしろ、港町らしい描写です。
しかし、中世ヨーロッパ風ファンタジー世界のつもりで読んでいたら、いきなり日本料理の象徴たる寿司屋に放り込まれ、混乱しました。
既に申し上げた通り、脈絡がありません。想定日本の架空国出身者か滞在経験者が経営している店、とでもあれば、違和感が少なかったですね。
ファンタジー世界の異文化・異文明の扱い方については、以下のスレッドのやり取りが参考になる1つです。私もコメントさせていただきました。
「【質問/考察?】主人公及び異世界の設定・描写、その解釈について 」
https://www.raitonoveru.jp/counsel/novels/thread/3833
上記スレッドの拙コメントを基にして、西洋世界との交流がある中華風異世界の描き方がうまい『薬屋のひとりごと』(ヒーロー文庫、日向夏)の分析をうっぴーさん宛にメールで送ったところ、下記のようにご紹介いただきました。
『薬屋のひとりごと』は、中華風世界に軸足が置かれていますが、チョコレートなど、西洋の文化を出す際の説得力が強く、違和感を感じさせません。
「小説の世界観に合わせた言葉を選ぼう!『薬屋のひとりごと』の文章分析」
https://www.raitonoveru.jp/cms2/2019/08/01/45072/
>この地縁は様々な土地、時代が煩雑にデタラメに組み合わさっている魔法の土地…ということでどうにかしようとしたのですが。
とのことでしたら、長くても4、5行程度の序文を付けて、「時空の乱れにより、異なる時代と土地がごちゃ混ぜになって、数百年経過した世界」と書いておくのが一案かと存じます(もちろん、あらすじにも明記の必要があります)。
一方で、『薬屋のひとりごと』のように、中華風世界がメインでも、西洋の文化を出しても違和感のない例もあります。ですので、西洋風世界がメインでも、和風文化を出しても、やり方次第では違和感を感じさせないことは可能です。「時空の乱れ」というSF的設定に頼る必要は、必ずしもありません。
小説投稿先URL
https://kakuyomu.jp/works/1177354054887186624(別タブが開きます) この小説を批評する!