バカと過ごす異世界転生物語
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スレ主 吉本ヒロ 投稿日時:
あらすじ
チートどころか特典の一つもなければお貴族様のご子息、なんて恵まれた環境のご都合主義もない。一般的などこにでもある素朴な村に生まれた。
特別と言えばせいぜい前世の知識があるくらいだが、むしろそのせいで現代っ子の自分にはこの生活が耐えられない。だが、この環境から抜け出すためにそれを披露すれば逆の意味で抜けだしてしまうだろう。天才ではなく異常者として村八分にされるであろう事くらい分かっていたから、表面上は年相応に、独り立ち出来る年齢までは慎ましく生きようと思っていた。
だけど俺にはもうこの村での生活が限界だった。固くてマズイパンと水のようなスープでさえ腹いっぱい食べられないここでの生活が、何より俺の傍をちょろちょろと動き回って振りまわし、肉体的、精神的自由を拘束しようとするこの馬鹿との日常が俺にはもう耐えられない。だから1日でも早く村を出て、それなりに安全な街で公務員の如きささやかながらも安定した幸福な生活を夢見るお話……だったのに、打算の末に生きたはずが、なぜか周囲には更に増えたバカ共。心休まる日なんて訪れない日常。
いいから俺に近づくな、俺は安心安全で快適な文明人として、マイペースな生活が送れればそれでいいんだ。お前達は俺とは関係ない別の場所で好き勝手生きていろ。なんて願い虚しく、常識人の自分まで目立ってしまうどころかいつの間にか同類扱いとか勘弁してくれ。俺はこんな馬鹿共とは無関係なんだからな!
要望:欠点の指摘歓迎!
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