元記事:ビーストジハードの批評
チャンドラさん、初めまして!
現在、投稿されている1話部分を読み終えました。
読む前の情報にも提示されていましたが、ハリセンを主人公の武器にするというのは、工夫という意味でも良いアイディアだと思います。VRMMOと聞くとSAOが頭をよぎるのですが、向こうのサイトでの説明文が確かなら、あとでログアウトできなくなるという展開も既存作と似てますね。ただ、僕がSAOを思い浮かべるように、大抵の読者もそういう展開を望んでいると思いますから、必ずしも悪いことではないでしょう。
ここからは「欠点の指摘歓迎」ということで言及させていただきます。
まず気になったのはタイトルです。ビーストジハードというと、僕的には「獣の聖戦」と解釈したのですが、このゲーム名の由来は何なのでしょうか。動物的な要素が強いのかとも考えましたが、特にそういうわけでもなく。エピソードのタイトルも『冒険が始まる!』とか『何かが起きる!』といった感じではないので、初めて起動する展開に相応しくないと思いました。
そもそも、この作品は全体的に説明を省きすぎです。主人公が引きこもった理由が退部云々の二言ぐらいでは共感できませんし、RSFラボとは具体的にどういう会社なのか? どうして人気なのか? GUOというのはGEOのことだと思いますが、ヒッキー御用達のアマゾンではダメなのか? 人気ゲームを発売日に買う気なのに予約もしない主人公。それは何故か? というか、どうしてハリセンなのか?
省略しても問題なさそうなキャラメイクや、後出しで構わないアイテム説明などにページの3分の1を振っていながら、すぐにでも説明してほしい上述のことには細かい言及がありません。その割に展開が早いので、ほとんど読む側が納得できないうちに話だけが進んでしまい、なんだか寂しい気持ちにさせられます。
地の文も著しく中立性を欠くというか、これは文なのかセリフなのか分からないときがあり、また『諭吉』や『ハード』といった知らない人は知らない略称が多用されているのが目につく。これもまた説明がないので、一言さんお断りよろしく、読む人によっては置いてきぼりを感じる要因になるかもしれません。
あとは個人的になりますが、チャンドラさん曰く『弱そうな武器を活躍させる作品にしたいと思ってます』とのこと。しかし、レベル1の初戦闘で特に何をすることもなく敵グループを殲滅していますので『ハリセンだから』という作品の前提が死んでいるような気がします。
これも説明や戦闘描写が極端に不足しているのが遠因だと思われますが、もっとハリセンを物語に絡めて不可欠の存在にするとか、基本ダメージは最弱だが属性エンチャント次第では『ボス級絶対殺すマン』になれる等。とにかく、ハリセンを目立たせるべきではないでしょうか。
ゲームという性質上、バランスのために必ず長所と短所があるはずなので、超上級者向けと銘打ったうえで極端な性能にし、それを主人公が徐々に使いこなしながら活躍していく。
あくまで例ですが、もし本格的に連載という考えをお持ちならば、これは参考までにご自分のオリジナリティを貫いていってください。応援しています!
上記の回答(ビーストジハードの批評の返信)
スレ主 チャンドラ : 0 投稿日時:
結尉奈りおさん、ご指摘ありがとうございます。タイトルですが、モンスターに獣をモチーフにしたのを出そうとかんげこのゲーム名にしました。確かにこの辺は説明不足だったなと感じています。
あとはハリセンですが、長所と短所を連載するにあたって書いていきたいなと考えています。考えているのが、ハリセンで直接攻撃してもあまり素手と大差ない代わりに、相手の攻撃を跳ね返せる仕様にしたいと思っています。
またご指摘の通り、情報の取捨選択が下手だったと反省しています。説明すべきところを省いて、いらない説明は長いというバランスが悪かったと指摘を受けてかんじました。
とりあえず、指摘を受けたところは直してどうして、AmazonじゃなくてGEOを利用したのか、RSFラボとはどんな会社かを1話や2話あたりで詳しく説明していきたいとかんがえています。
結尉奈りおさん、ありがとうござました。これからも執筆頑張ります!
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