殺し屋はめんどくさい奴に好かれる(なんで?)
作者 厨二病? 得点 : 0 投稿日時:
第一章 俺は世界最強の■■■
「おい。お前で俺の敵は最後か、、、?」
俺は腰を抜かして必死に逃げようとする自分より巨大な男を見下していった。
カチャ
俺は自分の一番気に入っている銃を相手にむけた。準備オーケー。
「いや、、。今回だけは見逃してくれぇ!!お願いだ!!」
男は泣きながら俺に頭を垂れた、、、。フッ!大の大人が子供に土下座している、、。だが許すわけがない、、、俺はいかれている、、。それにこれは『仕事』だ。
「、、、俺は『殺し屋』だ。殺すのが仕事、、。仕事放棄なんてあっちゃ駄目なことだろ、、?」
パァン!!!!
その言葉とともに部屋には大きな銃声がなった。
「「「「「おはようございます。黒神様!!!」」」」
「おはよう、、、。あと普通に名前で呼んでくれ恥ずかしい」
俺は顔を手で隠しながら俺の前に頭を下げている大勢の執事やメイドに言った。俺の名は名探偵コナン、、、なんて、、、違う逆だ。俺の名は黒鏡神亡(くろかが しんな)だ。高校一年生。俺の家は金持ちだ。自慢じゃない。これもすべて俺の稼いだ金だけどな、、。ん?ああ。高校一年生がどうやってこんな金を稼いでるって、、今貴方が思った通り、、、黒い組織の仕事をやっている、、。いわゆる『殺し屋』、、。俺は世界最強と認められた黒神夏空。その異名は、、、黒神、、、、。俺は少しこの異名がイヤだ、、。嬉しいがな、、、嬉しいが、、、ダサくないか!!!???誰だよ!こんなださい異名つけたやつはっ!締めて拷問して殺してやる!でもそんな俺は表では普通の高校生として暮らしている。そしてふとあるものがないと気づいた。あれ?俺のパジャマがない、、?なんでだ?俺が朝、下におりていくときにあったのは確かだ、、。まさかっ!
「おい!親父!!!!お前また俺の私物取りやがったな!!!これで何回目だ!」
俺がドスドスと歩いてドアを開けた先は、親父、、、黒鏡真の部屋だ。そこには俺の私物を自身の部屋に飾っている親父がいた。
「ん!?なぜ神亡ちゃんがここにいる!?計画はしっかりと練ったはずだが、、?」
親父は振り向いて手に持っていたものをスッと後ろに隠した。
「親父!!だからってパジャマ盗むとかバレるに決まってるだろ!!あともうその呼び名やめてくれ!」
俺は手を顔で隠しながら大声で叫んだ。パジャマ盗むとか、、、盗むものもセンスねぇな!!
「いや、、だって、、、神亡ちゃんの香り付きのものが欲しくってぇ、、」
親父は俺を涙目で見ながら訴えた。そう親父は極度の息子好き!なのだ、、、。親父は毎朝俺の私物を盗って自分の部屋においている、、。俺が仕事できたスーツ、、。俺が使ったナイフ、、。俺の、、、◯◯◯、、。全部盗ってきやがる、、。
「もうパジャマはやるから!もう明日からやるな!じゃあな親父行ってくる」
俺は少しむかつきながら学校に行った。ふぅー今日もバレずに学校に行かなきゃ、、。そうだ。俺は世界最強の殺し屋。バレたらどんなことになるか、、、。なぜ俺がここまで危険を犯しても学校に行くのか?それには理由がある。それは殺しの依頼のため。数日前、、、
「あの、、、ボス今回の依頼です。」
俺の一番信用している執事。物黒郎さんが俺に言った。依頼、、最近依頼多すぎね?俺は最近思っていた。なぜにこんな一週間連続依頼されなきゃいけねぇんだよ!
「なに、、、?」
でも依頼だ、、。断れはできない。それが黒神のプライド!!!
「今回は南坂高校の一年、、、白井姫野様です。」
「は、、、?高校生?」
俺はこんな年の近い依頼を受けたのは初めてだ。
「で、、?理由を簡潔に頼む」
なぜこんな普通っぽい高校生を、、?理由くらいあるだろう。
「、、、、黒神様この方はあの白姫様です。やっと情報がわかったので、、」
「は、、、!?白姫か!?」
俺は驚いて、椅子から落ちそうになった。白姫って、、あの?、、説明しよう!白鏡姫野、、異名は白姫、、。なぜそいつがそんなにも俺がびっくりしたのか、、、。それはあいつが俺の黒鏡家の最悪の汚点だからだ。俺達は代々伝わる名家の『殺し屋』だった。だがなぜかその中で戦闘が始まり、その時の当主の息子、二人がそれぞれ離れ黒鏡家と白鏡家と分かれたのだ。だからあいつらは昔っから俺達と家族、、黒鏡家の者だったのだ。それで黒鏡家を恨んだ白鏡家は毎回生まれてくる子供に、『殺し屋』をさせた。それは
この俺達の家黒鏡家を殺すこと。だから俺達は年々有名な黒鏡家の殺し屋があの白鏡家に殺されているのだ。そしてその殺された奴らは最後に言うのだった、『あいつだあの女、、白姫だ、、あいつを殺せ』と、、、だから俺達は30年ほど前からその白鏡家の人間を殺そうとやっているのだが、、中々情報がつかめない。そして今!郎さんの情報により。俺の手でこの白鏡家を殺せる!!
「わかった。引き受ける。」
そして今に至る。姫野という名の『白姫』が通うこの南坂高校に通い、姫野を毎日じっくり観察しているのだ。あいつも結構有名な『殺し屋』。油断はできない。
「おい!神亡!!!今貴様から邪悪な気配を感じたぞ!まさかっお前もこの俺の右腕と同じく、雷の邪悪神を持っているのか!?そうだろう!?フッ今日は女神の晴れだが、、今からこの俺が雷の邪悪神を使って絶望の雨を降らせようじゃないか!ハッハッハハッハハハハ!!!!!!」
くそ!こいつを忘れていた。
俺の名は悪の神!まさに漆黒神の無界(ダークネスゴッドムカイ)だ。訳して無神!!!!!(むかみ!!!)。我ながらイケてる名前だろう!(注;本名は、無界誠司(むかい せいじ)です。)まぁ俺のこの完璧な自己紹介は置いておいて、、、、、俺はまさに新世界の神だ!!なぜかって、、?この右腕を見ればわかるだろう!!この右腕はかつて昔俺が挑んだ魔界の竜王と戦って使い、倒した!今この包帯を外すとまた竜王の呪いが解けてまた世界が危険な目に遭う!!!だから俺はこの右腕に竜王を封印しているのだっ!そして俺は5日前、ある謎の男に出会った!それは両手に真の力を宿しているものを見てしまったっ。
「転校してきました。黒谷神亡です。よろしくお願いします。」
そいつはいかにもバカでアホで普通な俺に毎日守られているとも知らずにのこのこと生きているようなやつだと思っていた!それは手を見ていなかった時の考え!俺はやつの手を見て震えた。なぜかそやつが『黒い手袋』あれは、、、古代から伝わる、、謎の手袋、、『漆黒の手袋』(ダーネクスグラゥ゙ズ)だった!!!!!(注;今彼が言っていることはすべて妄想です)
「おい!お前!まさか漆黒の手袋をなぜ持っている、、!?」
俺は驚きのあまり口に出した。
「おいおいまた始まったよ、、」
「やーよね、、。ほんと無界くんの妄想の世界、、」
俺はバカどもが口に出している言葉など耳にもしなかった。
「え、、、?漆黒のグラ、、?ウズ?え?いやこれはただの潔癖症対策のものだけど、、?」
カッ!!!
俺はその言葉を聞いて目を見開いた!
「い〜や!違うな!竜王と戦って見事勝利したこの俺が言っているんだぞ?間違っているはずはない!その手、、、まさに漆黒!異能の力の持ち主だな?」
そうだ!異能者!絶対そうだ!
「いや、、。ちがうから」
と俺はあっけなく言われた。、、だが俺は諦めない!!!俺は必ずお前の本性を突き止めてやる!!!!!
、、、そこから彼は毎日のように彼につきまとった。
(殺し屋がなんでこんなめんどくさいやつに好かれるんだよ、、)
彼は、いや『世界最強の殺し屋』は毎日彼が来るたび、、思ったのだ。
「やるなら、ご自由に俺は用事がある。」
めんどくさい。転校初日からめんどくさいやつから目をつけられたのはわかっていたがここまでめんどくさいとは、、、。
「フッフフフフフフ、、俺はわかるぞ!お前は嘘をついている!お前の本性はそうじゃないだろ黒神よ、、、!」
は、、、、?なんでそれが、、、!それも俺の異名まで!!なぜっ!なぜなんだ!もしやこいつはただの厨二病ではなく、、。まさか、、裏の者!?俺はさっと血の気が引いた。バレたらまずい、。殺すか?いやでもまずい。殺したら確実に姫野に目をつけられる。
(黒神、、我ながらいい名前だな、、黒谷神亡、、訳して黒神!!絶対にお前は俺と同じく真の力を秘めている!確実にその力を証明させてみる!)
、、、厨二病はただ単にあだ名を付けただけ、、別に意味などない、、、だがそれがまさか黒神のえぐい『勘違い』につながるとは、、、