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私の人生を変えてくれた君に

作者 むりんぺ 得点 : 0 投稿日時:



学校に行きたくない。足が重くて動かない。でも行かなきゃ。そう思いながらまたあの地獄の学校へと歩き出した。

「おはよぉ」
席に座って、本を読んでいた私に声をかけたのは、私の一番の友だち、山口みくちゃんだ。
「おはよう!みく」
私は読んでいた本をやめてみくちゃんと話していた。
「てかまじで昨日ね川内先輩と話しちゃったんだよね!やばくない!?」
私はいつもみくちゃんの惚気話を聞いていた。みくちゃんには去年から好きな人がいる。それは同じバスケ部の先輩川内先輩だ。川内先輩はいつも笑顔で話しかけてくれるし、運動もできて、高身長で、かっこいいそんな先輩をみくちゃんは好きになったのだ。私は去年からずっと応援していた。今でもみくちゃんの恋実ってほしいなぁといつも思う。
「おーい、、席につけぇ!」
担任の先生が声をかけた。そしてあっという間に時間はすぎ、部活の時間になった。みくちゃんは今日用事があると言って部活を休み、私一人だけになってしまった。するとこっちに川内先輩が近づいてきた。
「あのっ!佐須みなちゃんだよね、、?部活終わりに話があるんだけど体育館裏で、、待っててもらえるかな?」
そういった川内先輩はピューとどこかに行ってしまった。もしかして、みくちゃんのことでの話かなッ?とワクワクしながら体育館裏へ行った。
「俺みなちゃんのこと好きなんだよね、、もしよかったら付き合ってくれないかな?」
びっくりした。川内先輩が私を、、なんで、、?緊張で声が出ない、、どう断れば、、
「ごめんなさい、、私、、先輩は好きじゃありません、、」
すごく声が小さくなった。断るのにはものすごくエネルギーがいるものなんだと初めて知った。
「わかったよ、、ごめんね、、ありがとう。」
川内先輩は悲しい顔で体育館裏を去っていった。そして次の日も少し緊張しながらも学校へ行った。
「おはようございます、、」
そういって自分の教室に入ると今までうるさかった教室が急に静かになった。そして女子たちの視線は全員私の方に向いた。それはすごく冷たい視線だった。
「え、、?」
私は動揺を隠しきれなかった。いつもはみんなおはようと返してくれるのに、、そう思っていたらみくちゃんとその周りにいた大勢の女子たちがこちらに向かってきた。
「ねぇみな!あんたみくのこと裏切ったでしょ!」
ある女の子がみくちゃんを抱きながらこっちに向かって言ってきた。
「どういうこと、、?私裏切ってなんか、、」
「私達見たんだからね、、川内先輩がみなに告ってるところ!そんで告白保留にしたんだって!?」
もう一人の女の子がまるでゴミを見るような目でこちらに言った。確かに私は告白された。でも保留になんかしてない、、!
「確かに、、告白されたけど、、保留になんてしてないっ!ちゃんと断ったよ!!」
私の言葉はみんなに届いていた、、なのに無視をした、信じてもらえないっ!そしてもう一度私に冷たい視線を送って席についた。そして昼休み、、結局誤解を解くことはできず、だれにもはなしかけられなかった。そしてトイレに駆け込んだ。
「ふぅー。どうしたら、、」
と一人で独り言を言いながらトイレに入った。するとクラスの女子達がトイレに来たことがわかった。
「ねぇまじでみなムカつかね?」
「まじそれなぁー友達の好きな人からの告白保留にするとかありえな」
「みくちゃんかわいそ過ぎッ!」
クラスの女子達が口々に言う。それを聞いていた私は今にも泣き出しそうになった。ホントは違うのに、、
「もういっそのことみなのことみんなでいじめない?」
そういったのは私の友達のみくちゃんだった。
「いいね、賛成!」
「うん!いじめよーぜ!うざいもん」
「あいつが悪いから仕方ないよなW」
私はついに泣き出した。声を抑えて。悲しかった。どうして信じてもらえないんだろう。どうして、、。いじめられる。漫画で少し見たことがあった。いじめられている子を、、、そんな風になってしまうのかと私は悲しくて悲しくて、、学校に行きたくなくなった。明日からいじめられる、、。

作者コメント

これは、私の経験を本にしたものです。少し省いているところや、変えている部分もありますのでそこは気にしないでください。いじめられている人、いじめている人に少しでも変わってくれればという思いで、今日から書いていきます。

追加設定(キャラクターなど)

佐須みな いじめられる子、
山口みく みなの友達、いじめのリーダー

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