猫が死んだ。
作者 たはらさん 得点 : 0 投稿日時:
うちに帰った。何時もなら。「にゃーん」て出迎えてくれるのに。名前を呼ぶ。気配すら無い。そうだ。縁側で日向ぼっこでもしているんだ。「ねーこー」障子を開けた。白いねこが横になっていた。「ねこ!どしたん!ぴーんとなっているよ?」返事しない。「ねーこー!?」青かった瞳の輝きが暗く見えた。「なぁねーこー?」持ち上げてみた。軽っ!ぞうきんより軽い。ティッシュペーパー?違う?何だ?この軽さ?「ねこ?息してないよ?」…どうしたらいいのかな?判んないよ。とりあえずバスタオルにくるんだ。寒くはないだろう。…死ぬって。何で。どゆこと?
混乱しているのに、ほっとしている。【老衰】…15年間。有り難う。お疲れ様。で完結。続きはありません。