「雪華降り頭に飾り歳をとり」の批評
回答者 北野きのこ
九造里子さん初めまして。
よろしくお願い致します。
私も北国住まいですので、他の皆さんの春の俳句を拝見して羨ましく思っています。
暦の上では春なので春の季語で作句しようと思うのですが、目の前が雪で真っ白だと難しいです(笑)
一方、北国ならではの春が詠めれば素敵かもなとも思ってもいます。
さて掲句の感想を述べさせていただきます。
一読してみて、省ける言葉が多くあるなと感じます。
「雪で髪が白くなった」という意味が伝われば
「雪が降ったこと」「頭を白く飾った」事は自明なので「降り」「飾り」は省けそうです。
また「雪華」という表現にも再考の余地があると私は思います。
美しい表現ですが、前後の内容や字面とマッチしていないとチグハグな印象を読み手に与えかねません。
字数稼ぎだと思われては勿体ないです。
髪が白くなった事を伝えられれば「歳をとり」も推敲できそうです。
極端な話「雪に白き髪」くらいでも掲句の内容を伝える事ができてしまうと思います。
空いたスペースで、九造里子さんなりのオリジナリティが出そうな単語を組み合わせられたら素敵ですね!
「言うは易し」ですが(笑)
私は「5W1H(いつ、どこで、誰が、何を、なぜ、どのように)からヒントを探すと良いよ」と教わった事があります。
九造さんの発想から離れるので、添削ではありません…
雪の街独り行く吾の髪白し
雪の朝忘れん坊の髪白し
雪の夜や駆け来る君の髪白し
長々と失礼しました!
点数: 3
添削のお礼として、北野きのこさんの俳句の感想を書いてください >>
初めてにも関わらず、前の句に添削いただきありがとうございました。
皆さんの、住まれている地域は、すっかり春めいているでしょうか。
私の住む北海道は、今だに雪が降っています。
見慣れた光景ゆえに、感動が消失しているのが残念です。
頭に降り積もる雪によって、すっかり白髪頭になって帰宅しました。
上5の降り、下5の表現が定まりませんでした。
何か、ご助言いただけましたら幸いです。