俳句添削道場(投句と批評)

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減反や畠の畦に雉三羽

作者 かぬまっこ  投稿日

コメント(俳句の意味。悩みどころ)

今日は👋😃この句は松山俳句ポストで以前「並」になった句です。発想が並なら直しようがありませんが、「人」に近付けるためにはどう直しますか❔
(思ったこと)
減反と言ったら畠は要らないのでは
音数合わせっぽい箇所が目につく  

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「減反や畠の畦に雉三羽」の批評

回答者 腹井壮

かぬまっこさん、おはようございます。
思い出した事をいくつか。

ハイポにしろコンクール・新聞の俳壇にしろOBOGを含め俳句甲子園組や売り出し中の若手俳人が武者修行と称して匿名で投稿します。当然、彼等は発想も表現力もズバ抜けています。ハッキリ言って上手いです。そういうライバル達をかい潜って戦うには最低でも切れの位置や切れ字の選択、言葉に無駄使いはないか語順は適切かなどの基本が必要となります。勿論、アイデアさえ良ければ直して選ぶ事もありますがかなり希です。
かぬまっこさんなら簡単ではありませんが人の入選が可能だと思います。人で入選している句だと新聞の俳壇に入選してもおかしくない作品がゴロゴロしています。ですから俳壇の投稿を薦めたのです。
それと具体例をあげるまで至っていませんがプレバトで名人になっている藤本氏は分析力が高く夏井センセのツボをかなり的確に捉えている気がします。はっきりとわかっている事は彼の句には動詞の全く無い句が多という位ですが。
最終的には俳句の基本プラス夏井センセとの駆け引きに勝った者だけが選を頂けるのではないでしょうか。
とりとめが無く長い話になりましたが少しでも参考になれば幸いです。

点数: 0

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「減反や畠の畦に雉三羽」の批評

回答者 ハオニー

さて、ここから気になるところを...
理由は違いますが、やはり「畠」が問題でした

減反とは、米の生産調整のために作付面積を減らすことを意味します
ですので「減反や」で田んぼが減るイメージを読み手は描きます

そこで畠という言葉が出てくるのは、読み手を惑わせる気がします

その迷いが「畦」の読み方を分からなくさせてしまいます
基本的に「あぜ」で用いられますが、「うね」とも読めるのです
それがこの句の最大の違和感の正体でした

畦(あぜ)→田んぼを区切っている土を持った通路
畦(うね)→畑で作物を植えるときに土を平行に盛り上げたところ

「うね」と読まれるとはたけのイメージが強くなり、田んぼのイメージの「減反や」と衝突を起こすのです、違和感を残しながら

「あぜ」と読むなら、畠は書かない方が誤読を防げます

「畠の」を削ると4音余ります
私なら余った音数をこう使いましたが...
本気で評価を上げたいのなら、私の手直しした程度の句は越えていってください

減反や畦にたじろぐ雉三羽

点数: 3

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「減反や畠の畦に雉三羽」の批評

回答者 ハオニー

まずはこの句は、作者の手を離れたときにどういう鑑賞をされたのか考えてみましょう

本当に難しいことをやってみせるものですね
私はおそらく社会風刺をなさったものだと思いました
「減反や」とあり、「雉」という日本の国鳥が「三羽」いますからね
これが「二羽」ならカップルを考えますが、「三羽」ですからただ事には見えませんでした

減反による農業の衰えを、日本の国鳥である「雉」が「本当に日本はこのままでいいのか!?」と訴えかけているような気がします

具体的な考察は後ほど...

点数: 1

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減反や畠の畦に雉三羽の批評

回答者 三日酔いの防人

かぬまっこ様、こんばんは。手厳しい意見となりますが、まず俳ポに関して、選者がいる限りどうすれば選が上がるかというこは分かりかねます。全ては選者の好みが反映されますので…一番重要なのは選に選ばれることなのか、自分の詠みたい句を詠むのか、まずそこです。その上で今回の句のかぬまっこ様の評価はいかがですか、天地人並のどれに該当しますか?
人選に近づきはしないと思いますが、何点か指摘申し上げます。まず上五の切れ字に違和感を感じました。季語の雉にスポットを当てるのであれば、減反の畠の畦やと中七に切れ字を用いる必要があると思います。御自身でもお気付きになっている様ですが、減反、畠、畦と言葉が近いです。
減反は作付面積を減らすことですので、畠でも良いでしょう。この句の一番の肝は雉三羽です。私は真っ先に雉の恋、三角関係をイメージしましたし、非常に評価できる表現だと思いました。なのに雉三羽はとってつけた様で残念に感じました。
畦道や三羽の雉のおる所
減反の畦や三羽の雉の距離
として提案させて頂きます。
人任せにせず自らの推敲による推敲を重ねることをお勧めいたします。

点数: 0

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「減反や畠の畦に雉三羽」の批評

回答者 腹井壮

かぬまっこさん、こんばんわ。いつもコメントや添削有り難うございます。句会では時候の季語である事は共通の認識という前提だった為どうもチグハグになってしまいました。
さて、ハオニーさんや酔いどれ防人さんの御意見はごもっともですし自分の詠んだ句をより良くするために他人から意見を乞う事は大事だと思います。

点数: 0

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