「釣り堀や大音量の街宣車」の批評
回答者 根津C太
やはり思春期だと思いましたか。
あの句は、私が実家でニート生活をしてる中、60を過ぎた父親が仕事から帰ってリビングで「あぁぁぁー、どうしたらいいんだあ!人生うまく行かねええ、年金が不安だああ」といつも呻いているのを見ていたので詠みました。
父の視界に私が入っているので口には出しませんが、母親いわく、私がいつまで経っても就職できないことに両親が苛立っているのです。
もちろん職安に行ったのですが、「あなたに紹介できる仕事はありません」と言われてしまいます。
バイトサイトを見ても、聞き心地のいい言葉や意味を調べてもよく分からない求人専門用語で顔面蒼白です。
カウンセラーの女性にも働く為にまだ準備が必要だと言われています。
何で働けないんだ?と色々考えます。
その理由の一つが、齢24の私が未だに思春期から抜け出せていないからではないかと思いました。
思春期の私に両親は、間違えた道に行こうとしたら正しい道へ導くというふうに言っていました。
思春期の思想は間違いで、我々大人の思想が正しいんだと言う感じです。
そんな環境で育ったもんですから、私自身が思春期というものにきちんと向き合えずに今に至ってしまったんです。
今思うと、私の3人の姉はそれぞれ職には就いていますが思春期を抜けていない人達だと思います。なんだったら両親すらそうなのかもしれません。
そんな両親の教育の報いが今来ているのではないかという気持ちと、とはいえ早く就職して荷を降ろさせなければいけないという申し訳なさがあの句の背景にあります。
点数: 1
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