俳句添削道場(投句と批評)

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冬の夜やバスの座席に紙袋

作者 かなで  投稿日

コメント(俳句の意味。悩みどころ)

冬の夜のバスの座席に紙袋の忘れ物があったという句です。

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「冬の夜やバスの座席に紙袋」の批評

回答者 いなだはまち

句の評価:
★★★★★

かなで様
写生句と報告句の違いを考えてみる上で、格好な句かと存じます。
★柿食えば鐘がなるなり法隆寺
誰もが知る、正岡子規の句です。
これって、事実を報告してるだけですし、
柿を食べることと、鐘が鳴ることは何も相関関係はありません。
しかし、読者は勝手に映像を広げ、例えば
「夕方、晴れている、静けさ、畳の部屋、甘い柿の汁の垂れ具合、、、」
句に奥行きがありますよね。

俳句は、読者に共感してもらえるかを意識された方が、良いと思います。
「それがどうしたの?」と思われる句は、失敗作かと存じます。

御句、紙袋に物語性を持たせる表現を探してみては如何でしょう。
ご一読いただき、ありがとうございます。

点数: 1

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終バスや座席に冬の忘れ物

回答者 いなだはまち

句の評価:
★★★★★

かなで様
何度もすみません。

★冬の夜やバスの座席に紙袋
少し検証してみましょう。
上五、冬の夜や⇒見上げた空に星が瞬いてるイメージです。作者は白い息を吐いて、
小さなため息。
切り替わってバスの中⇒作者の立ち位置が
どこなのか読者は一瞬混乱します。ああ、バスの中から空を見上げていたのかと納得します。!?
作者は暫くして、忘れ物とおぼしき紙袋を見つけたのか、乗り込んだ時に見つけたのか。中味は一体何なのか。ミステリアスな雰囲気は残るが、読者をそそるほどの感じはない物。季語も立っておらず、春、夏、秋でも可な内容。

添削に戻ります。
終バスとすれば、夜と想像してもらえます。下五に季語を持ってくると、雰囲気出そうです。
★終バスや座席に冬の忘れ物(落し物)
丁度今頃、立春直前のバスの中です。写生の中に詩が生まれるように工夫します。
実は、何か物語を置いていったのではないか?と想像してもらえるかも知れません。
終バスと冬の距離感どうでしょうか?

私なりの意見ですので、参考になる箇所があれば幸いです。
ご一読いただき、ありがとうございます。

点数: 1

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