俳句添削道場(投句と批評)

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青帽に黄落あまた園児列

作者 紀州鰹節  投稿日

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「青帽に黄落あまた園児列」の批評

回答者 平果

寒さ身に染む朝方でしょうか、列を成す園児のお揃いの帽子に、黄に染まった葉が落ちているという景は、仄仄とした温かみのあるものですね。自身に降り落ちてくる黄葉を、子供たちは嬉々として受け入れて、今にも楽しそうな騒ぎ声が聴こえてくるようです。

黄落や園児の帽にとりどりに

「青帽」は、おそらく紀州鰹節様が実際にご覧になったものであり、黄との対照に心を動かされたことと存じます。上記拙案は、その「青」を外して読み手に委ねたものです。「列を成す園児の青い帽子にたくさん」という季語以外の情報が、私には多いように感じたため、省きました。「列」の代わりに「とりどり」を用いて、園児がたくさんいることを表現しました。
ちなみに、久田しげき様がご提案なさっている「どち」は、同類のものをまとめていう接尾語ですね。既にお調べになっているやも知れませんが、一応記します。

黄落を拾いて飾るソフト帽
黄落のひとつ届けり登山帽

「園児」という要素も省いて、「黄落」と「帽」だけでも句になるのではないかとも思いました。また、上記二拙案のように、「黄落」と「帽」との関係を句の中にあまりはっきり示さずにおくのも、想像の余地があって楽しいかも知れません。

黄落や父愛用の登山帽
黄落や羽根の欠けたるチロリアン
黄落や色の褪せたるハンチング

あまりいい句になりませんでした。上掲句は全て添削案ではなく、「自分ならどうするか」と考えた結果です。御笑覧戴ければ幸いです。

句の評価:
★★★★★

点数: 1

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添削対象の句『青帽に黄落あまた園児列』 作者: 紀州鰹節
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