俳句添削道場(投句と批評)

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百人一首の坊主何処へ三ヶ日

作者 丼上秋葵  投稿日

コメント(俳句の意味。悩みどころ)

こんにちは。

今日は仕事がお休みなので、将棋仲間の俳友から預かっている作品群への感想文を、布団の中で書き綴りながら、徒然なるままに、最近、私が考えた拙句を揚げていこうかと思います。

掲句は、先日、私が泥沼にはまっていたホラー俳句作品群の一つ

◆ババ抜きの婆は何処へ五月闇

から、毒気を抜いたものです。

一応、冬ですし、季節感は大事にしないと、と思いまして💦
でも、季語の括りである新年って、もしかして春ですか?

単純に【お正月に百人一首で遊んでいたら、坊主札が何処かにいってしまった】という視覚的情景描写なのですが、想像力豊かな読み手の皆様なら、その先も読んじゃいますよね?

ちなみに私は、伊勢大輔の「いにしへの…」の歌が、作歌の経緯も含めて、一番好きです。

俳友の句は、温かみがあって、読むのも感想を述べるのも好きなのですが、一度にまとめて沢山の句を寄越すので、処理に骨が折れます。全身疲労骨折です…orz

意識が遠退いて参りました…

ちょっとお昼寝します…zzz

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歌留多翔び十三坊主今何処

回答者 平果

百人一首歌留多の句は、景も立ち易く、人の心も投じ易く、私も詠んでみたいと思う季語の一つです。歌留多で遊んでいるうちに坊主札が何処かにいってしまったという状況は、歌留多取りの激しさを想像させると共に、坊主が自分勝手に出奔したかのようなおかしみがありますね。

貴句の「百人一首の」は八音あり、百人一首の札が翔ぶイメージとしては重いと感じたため、季語を「三ヶ日」から「歌留多」に替えて、軽量化を図りました。「翔び」で、札が飛翔する如くに激しい歌留多取りの様子を詠み込み、その激しい歌留多取りが繰り返された結果、十三枚の坊主札が何処かへいってしまったという滑稽味を「今何処」というとぼけた言葉で支えてみました。

歌留多翔び十三坊主散々(ちりぢり)に
歌留多翔び姫も坊主も散々に
歌かるた読めども見えぬ札もあり
蝉丸は行方不明や歌かるた
幾枚は兄の筆なる歌かるた

かなりふざけた詠みぶりになってしまいましたね。
参考になりませんが、一応コメントとして残させていただきます。

句の評価:
★★★★★

点数: 1

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添削対象の句『百人一首の坊主何処へ三ヶ日』 作者: 丼上秋葵
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