「凩や直線だけの風景画」の批評
回答者 かぬまっこ
今晩は✨(*^^*)
私の落葉風の句に添削ありがとうございます。
しかしながら、貴方から「お帰りなさい」の言葉を掛けられるとは驚きでした。
平果様のおっしゃる通り、上五を切れ字「や」で切るお手本のような句だと思います。
点数: 2
添削のお礼として、かぬまっこさんの俳句の感想を書いてください >>
作者 一本勝負の悠 投稿日
回答者 かぬまっこ
今晩は✨(*^^*)
私の落葉風の句に添削ありがとうございます。
しかしながら、貴方から「お帰りなさい」の言葉を掛けられるとは驚きでした。
平果様のおっしゃる通り、上五を切れ字「や」で切るお手本のような句だと思います。
点数: 2
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回答者 平果
上五に四音の季語を置き、切れ字の「や」を付して、下五を一語の名詞にし、それを中七で修飾するという形式は、まさに作句の御手本のようですね。
内容についても、佳句の条件の一つに不即不離がありますが、「凩」と「風景画」の関係がそれだなと感じました。「風景画」の「直線」は、どこか吹きつける「凩」を思わせ、その寒寒とした印象も両者に通底していますね。空気の乾いた寒天の下、古ぼけたイーゼルに乗る、どこかなげやりな風景画、絵描きの姿は見当たらない...そんな景が見えてくるようです。
点数: 2
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優れた添削・批評は日本俳句研究会の記事として、転載、引用させていただく場合がございます。ご了承ください。
◆例句 凩が凩を追ひフーガ果つ 岡田日郎
凩や陶窯に火の音まはる 加藤知世子
神将に天魔の吐息凩す 林 翔
凩や妙義が岳にうすづく日 村上鬼城
凩を来てしばらくはもの言はず 青柳志解樹
凩の果はありけり海の音 言 水
凩の果てみちのくの果に住む 小川 眞砂二
凩の時間を炒め厨人 田川飛旅子 『山法師』
凩や女按摩と詩の話 田川飛旅子 『植樹祭』
教師一家が凩の箱舟に揺れゐるよ 柴田白葉女 『冬椿』『遠い橋』『岬の日』
凩が奪ふ孤りの夜の影 石原八束 『秋風琴』
凩を拒んでゐたる杭頭 大木あまり 火球
ふたりして岬の凩きくことも 大木あまり 雲の塔
凩を連れて帰るよひとりの部屋 菖蒲あや
凩や切りて血も出ぬ冷凍魚 浅見さよ
凩やかつて袂は泣くために 今瀬剛一