俳句添削道場(投句と批評)

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蛍来ず畦は暗闇空に星

作者 丼上秋葵  投稿日

コメント(俳句の意味。悩みどころ)

おはようございます!
田舎大好き、おくらです。

出オチ駄句「障子貼る」から、こうもぽんぽん記憶が掘り起こされるとは、思ってもみませんでした。大事な記憶って、さつまいものように、ツルでつながって埋まっているものなのですね💦

曾祖母と花札に興じていた頃、新潟の畦道には、蛍がうぁんうぁん沸いていました。表現の仕方が蝿みたいで申し訳ないのですが、野坂昭如の『火垂るの墓』のように、本当に沢山舞っていて、虫取網を差し出すだけで、何匹か入ってくるのです。

中学二年生まで、毎年の夏休みには、必ず新潟の田舎家を訪れていたのですが、年を重ねるごとに数が減っていき、祖母の墓参りに出掛ける今となっては、ほとんど見かけることもなくなってしまいました。

実は、私が大分前に揚げた「花火尽き」の句も、舞台背景はこの新潟の田舎家です。喪われゆくもの、失われたものに対する慕情に、愛惜を感じるようになったのは、私が大人になった証拠なのでしょうか?

◆蛍来ず畦に居るのは只の闇

最初はこう詠んだのですが、あまりにも悲観的で、蛍にとっても私にとっても辛すぎたので、昔ほど、綺麗に見えなくなってしまいましたが「空に星」と座五を結びました。

居なくなってしまった「蛍」はきっと、広い夜「空」で元気に飛び回っていること、そして、流れ「星」のように、いつかまた帰ってきてほしいと、切に願っています。

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添削対象の句『蛍来ず畦は暗闇空に星』 作者: 丼上秋葵
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