俳句添削道場(投句と批評)

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マリリンの抱く梨ふたつしやぶりけり

作者 一本勝負の悠  投稿日

コメント(俳句の意味。悩みどころ)

◆季語
梨/なし
三秋
 

梨子/長十郎
二十世紀/洋梨
有りの実/梨売/梨園
 
秋の代表的な果物
の一つ。赤梨の長
十郎、青梨の二十
世紀など品種も多
い。水分に富み甘
みが強く、食味が
さっぱりとしてい
る。

物干にのびたつ梨の片枝かな 
惟然 「藤の実」
小刀の刃に流るるや梨の水
毛条 「松のそなた」
梨むくや甘き雫の刃を垂るる
正岡子規 「子規全集」
仏へと梨十ばかりもらひけり
正岡子規 「子規全集」
梨くふは大師戻りの人ならし
正岡子規 「子規全集」
すゞなりの小梨に村の曇り哉
正岡子規 「子規全集」
日毎日毎十顆の梨を喰ひけり
正岡子規 「子規全集」
~きごさい~

◆他の例句

プロレスヘ梨がころがり梨走る 坪内稔典

梨園の番犬梨を丸齧り 平畑静塔

洗はれて罅あらはなる飾臼 坂梨文代

避寒宿椿林の中にあり 公文東梨

日にほてりたる秋茄子もぎにけり 川上梨屋

花梨の実高きにあれば高き風 池上樵人

梨売りの頬照らし過ぐ市電の灯 沢木欣一

梨売に炭鉱の路地雨溜る 皆川盤水

青き梨我より高き子へ与う 寺井谷子

大山の月さしてきし梨番屋 由木みのる

梨もいで青空ふやす顔の上 高橋悦男

小梨日和の吊橋 やはり揺つて渡る 伊丹三樹彦

梨狩の抱いてもらひし子供かな 細川加賀

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マリリンの据え置く桃を眺めけり

回答者 丼上秋葵

おはようございます!
笑点に居並ぶ落語家では、小遊座師匠が一番好きなおくらです。

いいですねぇ…!! このオブラートではとても包みきれない、水気たっぷりの梨の果汁が飛び散るようなだだ漏れの句意…! 嫌いじゃあ、ありません。というか、むしろ大好きです!

「穴惑い」の句は、悠様からご教示いたただいた季語の暗喩化ではなかろうか? とひとしきり悩んだのですが、こちらの句に関してはそうとも言えません。実際にマリリン・モンローと深交のある詠み手の元に、彼女が旬の梨を手土産に持ってきてくれた可能性もありますからね。はち切れんばかりに〈みずみずしくて〉〈甘そうな〉「マリリン」と「梨」が共鳴し、鮮烈な秋の句となっていると思います。

小生は胸より尻派です。安易に「桃」を選ばなかったところに悠様の独創性を感じます。

少しでもご参考になれば、幸いです。

句の評価:
★★★★★

点数: 1

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添削対象の句『マリリンの抱く梨ふたつしやぶりけり』 作者: 一本勝負の悠
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