ハチの待つ改札口や秋しぐれ
作者 大泉洋二郎 投稿日
コメント(俳句の意味。悩みどころ)
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ハチの待つ改札口に秋時雨
回答者 丼上秋葵
こんにちは!
映画作品、というか、創作作品は、登場人物(御句では、犬ですけど💦)の心情が、現実世界よりも分かりやすく強調されているので、お題として作句の練習に使用するのは、いい試みだと思います。
御句の一番の問題は切れ字「や」の是非ですね💦御句を通しで読ませていただいた時に、「改札口や」とあるので、多くの読み手がもっとも注目してしまうのは「ハチ」でもなく「秋時雨」でもなく「改札口」です。
この句で焦点化されるべきは、飼い主を一途に信じて待ち続ける「ハチ」に訪れる「秋時雨」=〈降ったり止んだり通り雨のように訪れる淋しさや疑心〉だと、私は受け止めたので、「改札口」はあくまでも背景として、「改札口に」とおさめるのがよいかと思います。
「秋時雨」と「時雨」についての違いですが、不勉強ながらも私の考えを述べさせていただきます。文字通り「秋時雨」は〈秋〉の季語、「時雨」は〈冬〉の季語です。秋と冬どっちが寒いですか? 後者ですよね! その〈寒さ〉〈冷たさ〉のイメージはそのまま季語にも反映されます。「秋時雨」が〈もの淋しげ〉なら「時雨」は〈凍えそうな淋しさ〉だと私は解釈しています。
あっておりますでしょうか💦
皆様のご意見もうかがいたいです。
少しでもご参考になれば、幸いです。
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「ハチの待つ改札口や秋しぐれ」の批評
回答者 丼上秋葵
こんばんは!
なるほどですね💦
句意をうかがって、納得いたしました。
それならば「や」の使用は適切だと思います。
「秋しぐれ」が持つ〈降ったり止んだり〉のイメージに引っ張られて、大泉様の句意を上手く汲みきれなかったのは、私の読力不足が原因です💦慎んでお詫び申し上げます。
言葉の内包するイメージはともかく「時雨」を使ったら〈冬〉、「秋時雨」を使ったら〈秋〉の舞台設定を読み手が想定してくれるだけでも、大きな差異ではないでしょうか。
少しでもご参考になれば、幸いです。
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妻のゐぬ改札口や秋しぐれ
回答者 一本勝負の悠
改札口に傘を二本持つ妻の姿が、、、あるわけないか。。 妻は昨年、、、。 妻の名前はハチ、駅はすっぼりと秋の時雨に覆われています。 はじめまして、悠です。ハチを母や妻に置き換えると分かりやすいでしょうか。
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時雨と秋時雨の違いの理解が難しく、大変難儀しています。
映画のワンシーンで恐縮ですが、参加させていただきます。