「門出づる父の柩や酔芙蓉」の批評 回答者 渡 弘道 2019年09月22日 髪下ろし枕並べる酔芙蓉 点数: 1 いいね!(+1点) 添削のお礼として、渡 弘道さんの俳句の感想を書いてください >> この批評を非表示にする この人をブロック
(父は酒好き女好きの破落戸でした。その父の年まで残り二年……。)
芙蓉/ふよう
初秋
木芙蓉/白芙蓉/紅芙蓉/花芙蓉/酔芙蓉
例句
枝ぶりの日ごとにかはる芙蓉かな
芭蕉
日を帯びて芙蓉かたぶく恨みかな
蕪村
ほしのかげいだきてふけぬ白芙蓉
青蘿
芙蓉さく今朝一天に雲もなし
紫暁
松が根になまめきたてる芙蓉かな
正岡子規
酔芙蓉かく含羞の萎えゆける 中原道夫
酔芙蓉阿国塚とて岩ひとつ 高島筍雄
阿修羅像は美少年なり酔芙蓉 白石司子
酔芙蓉ひと戻るとき震へけり 河野多希女
酔芙蓉聖女のねむりかへらざる(森茉莉さん逝く) 石原八束 『幻生花』
素顔にて男は足らふ酔芙蓉 田中水桜
全身で来ぬ電話待つ酔芙蓉 苗代 碧
補陀落といふまぼろしに酔芙蓉 角川春樹
白といふはじめの色や酔芙蓉 鷹羽狩行
夜来の雨払ひて今朝の酔芙蓉 長谷部菊江
紅を刷く志功の天女酔芙蓉 黒川芳穂
酔芙蓉朝は淑女の身だしなみ
悠
ひそと咲き夜通し香る酔芙蓉
俳句界2015/10月号
夏蝶の豪雨を生きて顯はるる
池田澄子・選
脛高く水鳥ゆけり休耕田
伊藤通明・選
老海女の貝打歌や夏焚火
奈良文夫・選
メール一行詩
ぬけがらの土にはりつく今朝の秋
以上
俳句界十月号
投句成績でした。
【落選句】
俳句界
題詠・【地】
地と空の交はるところ梅雨走る
地を割つてうぶごゑ高し初蝉や
俳句ボクシング
七色の嘘あざやかに七変化
なまくびや月光に浮く濃紫陽花【月刊俳句】
青春の沖からツバメやつて来る
夏蝶のすばやく遁げて雨戻る
以上。