「元日や読経坊主舌噛みし」の批評
回答者 腹井壮
森田拓也さん、こんばんわ。
神仏を尊んで頼らずオカルトは信じない理系の腹井壮でございます。
まず指摘させて頂きたいのは小さな男の子や僧侶を指して坊主と呼ぶのは俗語であり、さらに最近は僧侶に対して差別的な意味合いがあると判断されます。過去に他者が詠んだ句はもう致し方ないのですが現代においては避けるべき表現でしょう。
そして、もしお経を読み間違うのならどんな僧侶がどんな時にかと現実味があるところまで発想を飛ばして下さい。
例えば仏門に入ったばかりの見習い僧侶ならどうでしょう。高野山は現代の防衛大学校のように衣食住等の全てを賄い優秀な僧侶を育てる役割もあるそうです。
高野山御経を上ぐる寒稽古
読経の見習僧侶寒稽古
読経の見習僧や寒稽古
専門俳人を目指すなら少なくてもこれくらいのリアリティのある発想の飛ばし方を望みます。
点数: 1
添削のお礼として、腹井壮さんの俳句の感想を書いてください >>
明けまして、おめでとうございます。
今年もよろしくお願いします。
読んで下さって、どうもありがとうございます。
僕の近辺は、社寺が多いのですが、朝5時ごろになると必ず隣のお寺から、
お坊さんのお経を唱えられる声がします。
でも、お坊さんでも、読経を失敗されることがあるのかな?
って素朴な疑問を句に込めてみました。
中七は「読経坊主(どっきょうぼうず)」と読んでいただけたら嬉しいです。
よろしくお願いします。