「店先の紅の灯しやさくら草」の批評
回答者 みつかづ
c_riverさん、こんばんは。貴句、拝読しました。
結論:さくら草をお詠みなのであれば、さくら草を描写なさってください。
まず、c_riverさん作の過去の投句でございます。良い構造と思いました。
・雨後の陽や勿忘草の撥ね雫
・君が瞳に吾は映らずや朧月
・梅枝につがう目白や春隣
・光芒の中や山茶花紅ひとつ
私めが添削した句もありますが、それでも大して手を入れておりません。
繰り返し強調いたしますが、上記4句は良いなと個人的には思っておりますよ。
他の句も拝見しておりコメントできておらずに心苦しいのですが、
上記4句の共通点は「や」の位置が適切で、季語、またはその他で説明的ではない
句景の描写が在り、季語による収束、または視点の開放が機能しているんですよね。
そして、作者コメントと句面の整合性が取れております。
作者コメントは「仕事帰りにお花屋さんの店先で観たさくら草を詠みました」が
この句ですよね。なのに、さくら草の描写が何1つ無いんですよ。
「店先の紅の灯し」は、さくら草の描写ではなくてお店の描写ですから。
つまり、自己矛盾。
以前にも書いた筈ですよ。
「切れ字「や」を適当に使えば良いというものではない」と。
そこは、ご自身でしっかり推敲・吟味すべきですよね。推敲・吟味してないとは
申しませんが、踏み込みが足りてない。
そして、指摘されて悔しい気持ちは分かりますよ。だから、c_riverさんは
指摘されたり添削されたりしたらそのコメントには
「いいね」付けてないんですよね。
でも、ここは『俳句添削道場』とのサイト名であり、「道場」とは「鍛錬の場」を
意味する単語である以上、個々の承認欲求を満たす場じゃないんですよ。
基本的には互いの腕を高め合う場なんですよ。
もう1度載せます。
・雨後の陽や勿忘草の撥ね雫
・君が瞳に吾は映らずや朧月
・梅枝につがう目白や春隣
・光芒の中や山茶花紅ひとつ
推敲の際には、上記4句を思い出して、お比べなさる事を強くお勧めいたします。
そうなされば、さらに上達への道が開かれますから。
今回も、私めからの添削提案はございません。
何故なら、句の核がさくら草以外に無く、さくら草に何の描写もなされてない以上、
添削なんてできる訳ないからです。改作・改悪なら幾らでもできますが、
人様の句である以上、私めは絶対それはしたくないので。
「バットを振ったら本塁打か三振か」という極端な状態になっている様に
見えますので、そろそろ安定感が欲しい所でしょうかね。たまにホームランを
打つよりも、ヒットをコツコツ積み重ねる方が確実に伸びますので。
以上でございます。お目通しいただき、感謝いたします。
点数: 0
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仕事帰りにお花屋さんの店先で観たさくら草を詠みました。
宜しくお願いします。