「田草取ぽつんぽつんと傘の花」の批評
回答者 慈雨
ネギ様、こんばんは。
ごめんなさい、辛口になりそうですが、ちょっと気になるところの多い句でした。
◯前の句同様、中七が上五と下五のどちらに掛かるのかわかりにくい、『山本山』っぽい形です。
ぽつんぽつんとしてるのは「田草取(をしてる人)」?それとも「傘の花」?
上五と下五が名詞の場合、こういう山本山になりやすいので要注意です。
◯関連して、上五と下五は同じ人たちを指しているのか、別の存在なのか、迷います。
もし同じ人だとしたら、上五と下五に分裂させるのはわかりにくいかと…。
◯「傘の花」って何だろうと思って検索してしまいました。
傘が花のように見えたという比喩でしょうか?比喩だということが伝わりにくい気がします。
もしかして「日傘」だと季語になってしまうからですかね?言葉を変えただけで日傘のことを言っているなら、限りなく季語に近いと思います。
(句からだけでは日傘なのか雨傘なのか判別できませんが…)
◯日傘を差しながら草取をすることがあるのですか?なかなかイメージが…。
調べたら帽子みたいに被る日傘があるようですが、それのことですか?あるいはパラソルみたいなもの?
皆さんは気にしてないようなので私だけですね、浅学ですみません。。
◯情報が多すぎるのも、わかりにくくなっている要因の一つかもしれません。
感動の焦点は田草取をしてる人たち?その人たちがぽつんぽつんと離れていること?日傘を差しながら草を取っている珍しい光景?傘が花のように見えたこと?
ーーその辺を明確にして言葉を整理してほしい気がします。
色々言ってしまってごめんなさい。
理解しきれてない点が多いので不完全な提案句ですが、一応。
・あちこちに大傘ありて田草取
よろしくお願いいたします。
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暑い最中、大きな傘を日除けにし数人の方が田草取をされていました。