「春行くやカーテンなぞる影ひとつ」の批評
回答者 イサク
こんにちは。
もしかして、具体性を出すのを敢えて避けたんでしょうか?
◆「カーテンなぞる影ひとつ」これが何の影か、というのが受け手の推測の域を出ない句だと思います。
受け手は鳥の影、雲の影、人の影、虫の影、カーテン自身の影、なんでも受け手の勝手で自由に想像できます。
なんでも自由に想像できてしまうがゆえに、むしろ映像が思い浮かべにくい、というのは、俳句にとって弱点であるかと思います。
また、受け手の負担も大きいですね。
何の影かを具体的に映像化しても、この句の良さは損なわれないように思いました。
良さが損なわれないのであれば、具体性のある映像の方が、映像喚起力は強いと思います。
・春行くやカーテンなぞる鳥の影
点数: 1
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窓辺から気温や湿度、風の触感、陽の光の等に春の終わりを感じる今日このごろですね。
このサイトで出されているお題に臨んでみました。
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