「風たえて葉を待ちわびて山吹ぞ」の批評
回答者 なお
ききょうさん、こんにちは。
御句拝読しました。「人に見せられるレベルか?」なんて!
見せられないレベルなんてない、というか、文芸作品は、人に見てもらってなんぼですよ。そして外部の客観的な意見を聞いて、改善に努めていく。これが上達の秘訣です(ちょっと偉そうですみません!)。
さて御句ですが、気になりましたことを三点。
一つ目、「風たえて」、これはききょうさんは、風に耐えてという意味で置いていらっしゃると思いますが、読みようによっては、風が絶えて=止んで、とも取れます。
字余りでも、「風に耐えて」としたほうがいいですよ。
二つ目、風に耐えて以前の話になるのですが、この句の季語の山吹以外がみんな山吹の説明になってしまっています。俳句
では、そういうのはあまり歓迎されませんのです。
三つ目、末尾の「ぞ」ですが、よく受け取れば、」こういうのが山吹なんだぞ!」という意味合いの「ぞ」かと思いますが、うがった見方をすると、山吹が四音なので、仕方なくくっつけたような…。
日常のひとコマで、お詠みになったような山吹の生態に響きそうなものを詠んで、そこに山吹を合わせてみてはいかがですか?
その場合、山吹は、上五に置くと作りやすいと思います。
また聞かせてください。よろしくお願いします!
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山吹は葉が揃ってでてくるまで花は咲かないと聞いたため、時間をかけて漸く花を咲かそうとしている。というところを表現しようとしたのですが、人に見せられるレベルのものか判断をお願いいたします。