「妻逝きて月にものいふ吾となり」の批評 回答者 渡 弘道 2019年09月08日 名月や昔も今も希望あり 点数: 1 いいね!(+1点) 添削のお礼として、渡 弘道さんの俳句の感想を書いてください >> この批評を非表示にする この人をブロック
春の桜、秋の月、冬の雪それぞれが季節を代表する季語ですね。
名月
例句
名月や池をめぐりて夜もすがら 松尾芭蕉
名月へ頭出したり栗の虫 田川飛旅子 『外套』
蔵王嶺の芋名月となりしかな 角川源義 『西行の日』
名月や故郷遠き影法師 夏目漱石
名月や畳の上に松の影 其 角
名月の供へ物置く露天風呂 長崎小夜子
名月や宵すぐるまの心せき 飯田蛇笏
名月や門の欅も武蔵ぶり 石田波郷
名月や笛になるべき竹伐らん 正岡子規
名月に葉隠れ柑子見出たり 成美
名月やしばしこの世を透明に 高橋幸子
名月や静かに更くる身のほとり 高橋 梓
ひと畝は豆名月に残すなり 粕谷 澄
名月や門の欅も武蔵ぶり 石田波郷
名月や雨あがりたる午前二時 相馬 遷子
一村は芋名月の暈の中 工藤義夫
水音の芋名月の陰(ほと)洗ふ 佐々木六戈 百韻反故 わたくし雨
夜もすがら雨名月の瀬音かな 佐藤竹門
名月やうす桃色の猫の舌 西村冨美子
箸添へてまづ名月に供ふべし 加藤覚範
名月の竹竿細く緊りをり 山田晩水
名月や格子あるかに療養所 石田波郷
名月にならびて黝き仏たち 中川宋淵
名月や雲の上ふむ影法師 中川宋淵
背負はれて名月拝す垣の外 富田木歩
名月やむかし名妓のもの語り 堀内敬三
名月の両つゆれけり顔のうえ
悠