「苦味から春を知りたり蕗の薹」の批評
回答者 慈雨
高井和正さま、こんばんは。
蕗の薹の苦みから感じる春、とても共感します。
他の句も含めて、こちらにコメントさせていただきますが…俳句では「季語
の説明をしない」ことを意識してみてください。
御句は「蕗の薹は苦みがあります。春の季語です」という、歳時記に載っているような「季語の説明」になってしまっているのがわかるでしょうか。
(同時投句の「春の雪」も同様に、「春の雪は解けやすくて儚いです」という季語の説明になっています)
読者は、季語を見て様々なイメージを持ちます。
雪といえば白い、秋の雨といえば寂しげ、など。ですから「白い雪」とか「寂しき秋雨」といった表現は避けられます。
ぜひ、歳時記などで季語の意味(本意)を調べる癖をつけてください。
そして季語の力を信じて詠んでみてください。
季語の力を信じる=季語の説明をしない、です。
追伸
いつも1ヶ月に1回、まとめて投稿されるのは何か拘りがある感じですか?
もちろんご自身がそれでいいなら構わないのですが…あまり一度に大量に投稿すると、読む方も「こんなに読み切れないなぁ」ってなるので、コメントがつきにくいですよ。
あとできれば、コメントをもらったら短くてもいいので返信した方が、相手の側もコメントのし甲斐があると思います。私は気にしないのでいいですが。
余計な話でしたら失礼しましたm(__)m
点数: 3
添削のお礼として、慈雨さんの俳句の感想を書いてください >>
爽やかな春もあれば、寒い春もあります。蕗の薹の苦味から全身で春を味わいました。