「春空に向けてどっしり大鳥居」の批評
回答者 慈雨
頓さま、こんにちは。
「春っぽい~」へのコメントをありがとうございました。
春っぽい気分になりましたか(笑)。何より嬉しいことです!
さて御句、佳いですね。鳥居の向こうに広がる、穏やかな淡い春空という綺麗な光景が浮かびます。
このままでも佳い句だということを前提に、もし自分がさらに推敲するなら…と考えてみました。
◯春空と大鳥居と、どちらが主役かは考えたいです。
御句は大鳥居が主役だと思います(敢えて季語を脇役に置く俳句
もあるので、ダメだという意味ではないです)。
もし季語を主役にするなら上五「春空や」と詠嘆するとか、下五に「春の空」を置くとか、何かしら必要かと思いました。
◯夏、秋、冬ではない「春空」の季語の本意が生きているか。これはいるか様が素晴らしいコメントをされていますね。
◯鳥居と空の取り合わせは映像もよく浮かび、相性が良いと思います。
ただ「相性が良い」は類想と表裏一体かも…と考えるなら別の季語を考えてもいいかもしれません。
たとえば「雀の子」のような小さな季語を使って鳥居の大きさを際立たせる手もありますし、ゆきえ様の提案句のように聴覚を取り合わせるのも面白いと思います。
◯その他、「どっしり」「大」は両方必要かとか、向かっていく感じを出すなら「に」より「へ」が合うか、など考えられそうです。
◯この先は好みもありそうですが、少し虚を交えて詠むのも一手かなとは思います。
・大鳥居くぐり春空膨れけり
・春空は優しきかたち大鳥居
長々と失礼しましたm(__)m
点数: 1
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「流星」を観たり、「笹鳴」を聞いたり…そのうち、未知との遭遇・UFOと出会うかも…。
冗談はさて置き、本日の投句は、時間を昼間の景に致しました(多くは「真夜中のギター」(千賀かほる)でしたから…古ウー。)。
さて、本題!私目が朝参りしている氏神様の鳥居ですが、神社様全体の規模に比して、かなり大きな鳥居なのです。この鳥居が春の青空を背景にして、どっしりと構えている姿は、なかなか壮観です!
午後の山麓通いのあとに、昨日、朝参りとは別に、二度目の参拝をさせて頂きました…。
その時、観て、感じた実景を詠みました…。
季語は動きますなぁ…。
ええい!ままよ!チェっすとー!