「雪かきの終わりが見えぬ天仰ぐ」の批評
回答者 慈雨
まさ様、こんばんは。
各地で寒波がすごいですね。大変な状況が伝わってきます。
やはり動詞が多いと散文的(普通の文章みたい)になってしまいやすいですね。「雪かきの終わりが見えずに天を仰ぎました」という、日記のような句になってしまうというか。
動詞を減らす、語順を入れ替えてみる、「や」など切れ字を使う、などなど工夫すると俳句っぽいキレのある句になると思います!
また、「終わりが見えぬ」というのは作者の思ったこと(主観)なので、それよりは客観的な描写に徹したいところです。
たとえばですが、「天仰ぐ」をより具体的に、天の景色を描写して
・雪かきやいつしか雲の消えてをり
「休憩」「合間」などの言葉を使って
・雪かきの合間に食らふカップ麺
具体的な数字を使って
・雪かきや四割終へて三時間
など。それぞれ動詞は一つにしています。句の主題である「長時間雪かきを続けている」ことは伝わるんじゃないかと。
いろいろ試してみてください!
点数: 2
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「見えぬ」でいいかな?「見えず」がいいかな?
「天仰ぐ」でいいか?「空見上げ」かな?今年は暖冬で、雪が少ないのですが、その期待があったがため、ちょっと積もってもとてもつらい気分でした。