「朝闇や冬はつとめていうなれど」の批評
回答者 慈雨
高井和正さま、こんばんは。
御句拝読しました。
寒いですよね。「冬はつとめて、と言われても…」とぼやきたくなるお気持ち、よくわかります(^_^;)
「厳しくしてください」とのことで…気まぐれ亭いるか様と重なるところも多いですが、コメント失礼します。
◯「朝闇」という言葉を初めて聞いたので、検索してみましたが正式な言葉としては見つけられませんでした。
私の探し方が悪かったのかもしれませんが…もし造語でしたら誤読を招く恐れが大きいため、一般的に使われる言葉の方が良いかと思います。
◯「朝闇」が明け方の暗さを表現した言葉だと仮定して…。
上五で明け方の暗さを詠嘆して、中七下五は明け方への不満を描写して、いまいち何を言いたいのかわからなくなっている気がします。
◯「冬はつとめていうなれど」、の続きがわからないです。
「冬は早朝がいいと言うけど、全然良くない!真っ暗だ!」なのか、「早朝だけじゃなく昼間もいいぞ!」なのか。
少なくとも寒さに関する情報がどこにも出てこないため、コメントにあるような句意は読み取れませんでした。
◯「冬はつとめて」という格言は一年中存在するため、季語としての力は弱いと思います。
絵に描いた桜や写真の雪などと同じですね。
「冬はつとめていうなれど」→「『冬はつとめて』と言うけれど、夏のつとめて(早朝)もいいもんだ」という夏の俳句かもしれないですから。
◯「冬はつとめていうなれど」で17音のうち12音も使ってしまうのはさすがに…別の言い方を考えた方がいいと思います。
・寒暁や枕草子に苦言あり
んー、あまり上手くないですが…。
またよろしくお願いいたします。
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古人は冬はつとめてとおっしゃりましたが、寒い冬の朝は苦手です。でも頑張ります。