俳句添削道場(投句と批評)

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亡き母やお重で参加運動会

作者 餡ころ餅  投稿日

要望:厳しくしてください

コメント(俳句の意味。悩みどころ)

頂いた助言で手直ししました。解って頂く努力が必要ですね。

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「亡き母やお重で参加運動会」の批評

回答者 慈雨

餡ころ餅さま、こんばんは。初めてコメントさせていただきます。
遅くなりましたが、御句、お母様の深い愛情が伝わってくる、温かく素敵な句ですね。

今回の句だけを見た場合、ヒッチさんの提示された①のイメージがまず浮かびました。 
その解釈で考えると、もちろんこのままでもすごく佳い句なのですが、「で参加」まで書かなくても十分に伝わるような気がします。

参考程度に…
・妣のお重晴天の運動会
6-11の破調という変則的な句ですが、お重と運動会の対句の形で考えてみました。
前句で使ってらっしゃった「妣」は、「はは」と読んで亡くなった母親を表すことが多いので、そのように使っています。
亡くなったお母様もこのお重で運動会に参加している――という作者の気持ちは、きっと読者が想像してくれるかと思います。
句意とずれていたらごめんなさい。
またよろしくお願いいたします。

句の評価:
★★★★★

点数: 0

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「亡き母やお重で参加運動会」の批評

回答者 ヒッチ俳句

句の評価:
★★★★★

こんばんは。
拙句、からつぽの鳥かごの句に温かいコメントありがとうございました。
私も「発想を飛ばす」のは余り得意ではありません。
自分の「見た事」「感じたこと」を詠んでいるだけです。
御句の「どんぐり眼で栗拾い」の句もいいですね。
さて本句読ませて頂きました。
二通りに読めます。
①(亡くなられている)お母様が生前大切にされていた重箱があり、今日の運動会はその重箱にお料理を詰めて参加した。
だから「母」も参加している。
②(前の句と合わせて読めば)
母が生きていた頃は、朝早くから母がいっぱい美味しい料理を作り、重箱に詰めて運動会に参加したものだ。
私は②の読みとする方が好きですね。
優しき母が浮かびます。
また俳句は「嘘」で詠むことも出来ます。
「母は生きている」として詠めばいいのです。
例えばですが、

母作るお重は重し運動会

母作るお重は五段運動会

例句はあまり良くはありまぜんが、こんな風です。
またよろしくお願い致します。

点数: 2

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「亡き母やお重で参加運動会」の批評

回答者 なお

句の評価:
★★★★★

餡ころ餅さん、こんにちは。
御句拝読しました。
先の句にコメントした責任上(笑)、こちらにもコメントさせていただきますね。

ヒッチ俳句さんが、わかりやすいコメントを置いていらっしゃいますので、そちらに乗らせていただきます。
先の句は、ヒッチさんの②の読みしか浮かばなかったですが、本句は、確かにふた通りの読みが叶いますね。
そして私は、本句では、①の読みが先に立ちましたよ。亡き母ですから、自分が参加できるわけはないので、お重で参加しているのです、という。
もしかしたら、「亡きお母さんがよく使っていた」どころではなく、運動会の朝早く起きて、さあ、お弁当作らなきゃ、と思ったら、テーブルの上に見覚えのあるお重が…その中にはぎっしりと…。

そんな想像さえ膨らみましたよ!

点数: 2

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