「空蝉や一歩半歩の小さき手」の批評
回答者 鈴蘭
こんにちは、御句拝読しました。
「や」をつけるとそこが感動ポイントとして際立つのですが、よく読むと空蝉ではなく子供の方に感動しているように見えます。一回、「や」をどかしてみましょう。また、小さき手は伸ばすもの(構えるもの)、一歩半歩は足ですから、無理に詰め込むよりはどちらかに絞るほうがお薦めです。
空蝉に一歩半歩とちいさき足
そのうえで、感動ポイントはどこであったか。自分の目には、描写が特に丁寧な中七に感じられました。あとは字数や細部を少し調整しまして、ご提案句です。
空蝉へ一歩半歩やちさき足
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木の幹に空蝉を見つけた子どもが、少しずつ不思議そう近づき手に取ろうとする
場面を詠みました。