秋分も猛暑の見込みせいろそば

おはようございます。

満月の句にコメントいただきありがとうこざいます。

さて、御句ですが、「も」の使い方たと主題を絞るの二点が気になりました。

まず「も」は「あれもこれも」、「でさえも」と強調したいときに日常的によく使われます。注意すべきは、句の主役となるはずの語句に「も」を付けると、脇役のイメージ、俗に付け足しのイメージを与えてしまうことでしょうか。つまり「秋分も」は、結果的には季語よりも猛暑を強調している印象が強いです。

さらにもつ一つの問題は、秋分、猛暑、せいろ蕎麦は詰め込み過ぎの感が強いです。俳句は主題一つ副題一つが基本でしょうね

秋分を主題、せいろを副題にし
猛暑と蕎麦はせいろを立てる修飾語という文脈にします。

"秋分や猛暑も蕎麦もせいろへと

長々と失礼しました。今後ともよろしく。

こんにちは。
勉強させて頂きます。
御句、読ませて頂きました。
近年の異常気象がテーマとのこと。
「予報では秋分の日ごろまで猛暑らしい、こんな日は冷たい蕎麦でも食って喉を潤そう」
こんな感じでしょうか？

私も俳句を詠みはじめたころ、季語の分類に陰暦と陽暦の違いにより約１ヶ月程の齟齬があることに戸惑いました。
「まだまだ寒いのに、時効はもう春ですよ」とか、「夏の真っ盛りなのに、秋になってますよ」とか言われても実感が沸きませんでした。
ふ～ん、俳句ってそう言うもんなんだ～。って感じでした。
しかし、近年の気候はまさに「異常」ですね。その異常ぶりを俳句に詠もうとすれば、やはり俳句も「異常」にならざるを得ないのではとも思いますが。
季重なりは、そのひとつの手法としてもそれ以外にどんな手法があるのか私も気になります。
季重なりなら、

秋分に食す冷やしや酷暑飛ぶ

とか詠めます。
「冷やし」には、冷や酒冷やし西瓜冷やし麦冷やし麺冷や素麺冷奴などなどあります。
季重なりを避けるなら、

百年に一度のはづの残暑なり

とか。
また、ちょっとだけ朝夕に秋らしい(？！)風が吹くようにはなったが、本来の秋の風ではないという場合を、

そよげどもかつての秋の風在らぬ

としてみましたが「異常気象」とするには弱いですね。
いづれにしても、この異常気象が異常では無くなり、当たり前となった場合に、俳句に於ける季間の分類も変わらざるを得ないのでしょうか？
初心者の私には想像にも及びませんが。
長々書きましたが、鈴蘭さんの問い掛けには、何の有効な情報にはなりませんですね。
失礼しました。
他の方のコメントも読ませて頂き私も勉強させて頂きます。
よろしくお願いいたします。