「夏めきて田舎道行く日陰かな」の批評
回答者 イサク
こんばんは。
有季定型俳句の場合、
まず、「季重なりは絶対ダメ!」という先生(会派)と「季重なりも上手くやればいいが上手くないと・・」という先生(会派)があるようです。
ここに出入りしているみなさんは後者が多いようで。
で、季重なりを認める場合でも、季語をふたつ以上入れた季重なりを俳句として成功させるのはなかなか難しいもの。最近はよく「ウルトラCの高難度」という言われ方をされますね。
なので季重なりを容認しているとしても、初心者さんは「季語は一句にひとつ」と口酸っぱく言われることが多いです
御句の場合、
「夏めく」と上五で言い切っているのに、「日陰かな」と下五で詠嘆。「日陰」が夏の季語なので「夏めく」という説明は不要かなあ・・と思ってしまう形ですね。
狙っていない季重なりを回避する方法は、季語っぽい言葉を使う場合はいちいち歳時記で調べていくしかないようです。今回は「日陰」が季語だと思っていなかったようなので、そちらをやめてみる形の提案句。
・夏めきて日向ばかりの田舎道
点数: 1
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詠み直しです。