「鯉のぼりこの平凡な幸せよ」の批評
回答者 なお
市瀬ひとみさん、こんにちは。
御句拝読しました。なかなかいい感じの句を続けてご投句なさいましたね。季節的にピッタリです。
御句、少し気になりましたのは、「平凡な幸せ」という措辞です。もちろん、感覚としてはわかります。
ものすごい有名人になるとか、世界一周旅行とか、豪邸に住むとか、大金持ちとか、そういうことではなくて平凡な暮らしが幸せと言えるのではないか、ということですよね。
ただ、俳句では、できれば幸せとか悲しいとかのような感情表現の言葉を直接使わずに、光景を詠んで、読み手が、「ああ、それは幸せだろうなぁ」というふうに想像して感じてくれたなら、その方が好ましいのではと思いました。
・同じ日に同じところに鯉のぼり
・爺さんが孫と二人で鯉のぼり
すみません、即吟の例えでご容赦ください。イメージが伝わればと思います。
平凡を生かして、
・風そよぐ平凡な日々鯉のぼり
よろしくお願いします!
点数: 1
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小学生の最後の文集に、僕は平凡な人になりたいとありました。今思うと、本当に平凡な幸せが、一番と感じる。