俳句添削道場(投句と批評)

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吹く風にシャツと遊びしてふ暇か

作者 ぼしゅん  投稿日

コメント(俳句の意味。悩みどころ)

ふくかぜに/しゃつとあそびし/ちょうひまか

洗濯物と蝶々を眺めながら

何となく俳句詠みはじめて一週間が経ちました。日常の何気ない物事が新鮮に感じられ、興味や関心を持つことの楽しさに驚く日々です。

添削、ご提案、派生の句などありましたらよろしくお願い致します。

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「吹く風にシャツと遊びしてふ暇か」の批評

回答者 みつかづ

こんにちは。貴句、拝読しました。

蝶問題はケントさんがご指摘なさったので、私は別の観点から。

まず、中七の最後に位置する「し」。
これは強調の助詞「し」ではないと判断できます。副助詞と係り助詞の違いはあるものの、強調なら例えば「ぞ」と置き換えても違和感ありませんので。
上記に加えて、「し」の直前の四段活用の動詞「遊ぶ」が「遊び」と連用形になっている事から、過去の助動詞「き」の連体形「し」であるとの判断になりますが、作者コメントは「洗濯物と蝶々を眺めながら」と現在形。句と作者の思いの時制が不一致な感じが致します。

「蝶が遊んでいる」なら、「遊べる」(動詞「遊ぶ」の已然形+完了・相続の助動詞「り」の連体形「る」)。

次に、上五の風問題。

打ち消しでも無い限り、「吹く」は無くても読者に通じます。「風は吹くものでしょう? 吹かない風があるなら持って来てください」と指摘されるとぐうの音も出なくなりますので。

打ち消しで「吹かぬ風」等とすると、「あれ? どうして風は吹かないんだろう?」と、読者は興味を持ちます。

一週間で上達なさいましたよね。
ここの先輩方はきびしい方もいらっしゃいますが、お互い励みましょう。

句の評価:
★★★★★

点数: 1

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「吹く風にシャツと遊びしてふ暇か」の批評

回答者 ケント

句の評価:
★★★★★

ぼしゅんさんこんにちは。
いつも勉強させて頂きます。
まずお尋ねしますが貴句、季語はなんでしょうか?
仮定になりますが、
「てふ」を「蝶」とされたのであれば間違いだと思います。
俳句で「てふ」は「ちょう」と読みますが意味は「~と言う」と言う意味になります。
ですから貴句は、
「吹く風にシャツと遊んでいると言う暇か」となると思います。
古い言葉で蝶々を「てふてふ」と言います、これを季語とする人はいますが「てふ」を「蝶」とするのは俳句では無理かなと思います。
専門家ではありませんので間違いないとは私も言い切れませんが、、、
よろしくお願いいたします。

点数: 2

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