「花曇り押し潰されて左胸」の批評
こんにちは。貴句、拝読しました。
結論から申し上げます。
①めいさんがご無事そうで心底ホッと致しました。
②読者の背を押し過ぎ(それこそ突き飛ばす勢い)ていらっしゃる。
と申しますのは、「本日の添削句一覧」に貴句が掲載されており、目に留まりました。
上五「花曇り」(季語)→ああ、少しお気持ちが晴れない様子の描写なのでしょうね。
中七「押し潰されて」→作者の胸が押し潰されそうな程の深い悲しみの句なのかな?
下五「左胸」→! これって、まさか心臓!?
「濡れた路面で凄惨なスリップ事故が起きた生々しい現場をめいさんが目撃されたのか、動物か人間が轢かれて左胸を押し潰された現場を目撃されたのか、はまはた、めいさんが大切になさっているどなたかが何等かの事故に巻き込まれて、押し潰されてお亡くなりになったのか。
パソコンなんて触っている場合じゃない!」と私は仏壇へ一目散。
亡くなられた命への冥福を祈るとともに、「どうか、めいさんの深い心の傷が1日でも早く癒されます様に」と亡き祖母にお祈り致しまして自室へ戻り、震える手で恐る恐る貴句へのリンクをクリックしました所、作者コメントに書かれた「マンモグラフィー」。
「ああ、めいさんはご無事。」。ホッと致しました。
これは流石に、私の様な誤読される方も少なくないのではないかと思います。
悲しみの涙で、皆さんパソコンやスマホが見えなくなってしまうでしょう。
スマホが涙に濡れて故障してしまうかもしれませんね。
「マンモグラフィー」とお書きになるか、「検診」又は「健康診断」とお書きになる方が、誤読はグッと減ると思います。マンモグラフィー、痛いかもしれませんけどね。
男性の読者ですと、「マンモグラフィーって何だ?」とご存じない方もいらっしゃると思いますが、そういう方は放っておいてよいと思います。
・検診のマンモグラフィー花曇り
「マンモグラフィー」と書けば、胸や乳房と書かなくてもどの部分か分かりますし、「押し潰されて」と書かなくても、押されているのも読者には伝わります。
「マンモグラフィー」が何であるか調べずに分からない男性は、もう放っておいていいと思います。
エイプリルフールではない日ですので本当に驚き、心底心配致しましたが、ご無事で何よりです。
添削のお礼として、みつかづさんの俳句の感想を書いてください >>
こまじいさまの俳句に触発されて。
マンモグラフィー。