「海苔一枚囲炉裏炙れば潮の匂い」の批評
回答者 なお
星勲さん、こんにちは。
御句拝読しました。確かに海苔は炙ると香りが立って美味しくなりますよね。
御句、悩ましいのは、
一点目、海苔が春の季語であり、囲炉裏が冬の季語である点です。どちらも主役級の存在感だと思います。「炭火」とかにしようかと思いましたが、これも冬の季語です。
二点目、音数が五七五ならぬ六七六になっていることです。
三点目、「囲炉裏炙れば」では「囲炉裏を炙ってしまう」ように読めることと、囲炉裏で炙ればという条件設定や説明のようになっている点です。
そこで色々考えまして、次のようなのはいかがかと思いました。
・海苔炙り潮の匂ひの厨かな
もう一つ、
・遠火にて炙りし海苔の近き磯
なんてのも考えましたが、最初のほうを置かせていただきます。
点数: 4
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海苔というお題があり、類想ではありますがありのままの風景を書いてみました