「ボンネット知らずと猫の昼寝かな」の批評
回答者 北野きのこ
徹之さん初めまして。
よろしくお願いします。
昼寝が夏の季語なので夏の日中の猫を想像きました。
ジリジリと熱せられたボンネットの上では何とも寝苦しそうな気が…
「車の価値も知らずに、のうのうと猫が寝ている」という状況から季語を選び直してみました。
かぬまっこさんがご指摘の通り、車の上にいるのが猫である事が示されていれば、猫が「車の価値など知らずに」いる事は明白だと思います。
「猫にとっては車の価値なんてどうでも良いんだなぁ」という思いを強調するのであれば、
車の価値あるいは猫の様子を記述するのはどうでしょうか?
軽トラの荷台で子猫が寝ているのか、
フェラーリの屋根をボス猫が占拠しているのか、
レトロカーの上に老猫が丸まっているのか、
色々な世界が描ける気がします!
高級車屋根に子猫のひなたぼこ
フェラーリに野良猫三匹ひなたぼこ
「車」とあれば「屋根」とさらに場所を絞る必要は無い気もするのですが…
真冬の寒冷地では停車直後のエンジンルームに暖を求めて野良猫が入り込んだりします。
発車直後にボンネットから猫の悲鳴が聞こえた…というごくごく個人的トラウマから「屋根」と明示したかった次第です(笑)
点数: 2
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車のボンネットで昼寝している猫、高価な物とは知らずに寝てる姿を書きました。