「白菜の干されて芯の立ちにけり」の批評
回答者 つちや郷里
竜子さんこんにちは。
立冬の句へのコメント、添削ありがとうございます。
下五に「冬に入る」はスマホを落とした気分が出ていいですね。勉強になりました。
御句
季語「白菜」のことだけを描写した一物仕立ての句ですね。
観察力と描写力のいる難易度の高い技ですが、それに挑戦されたことに感服いたします。
さて、当サイトで私も何度か指摘を受けたことがありますが、「〇〇して△△する」という叙述は散文的になりやすいです。御句でしたら「干されて立つ」という叙述ですね。
あと、中七に「て」という助詞を置くのは要注意らしいです。無駄にゆったり感が出てしまいがちなので。と言っても御句の内容的にゆったり感を出しても問題はなさそうではありますが。
例えば、白菜がどこに干されているかを加えるのはどうでしょうか。
別の要素が入っていても、結果的に句が季語だけの描写になっているなら一物仕立てになるらしいです。
・『庭に干す白菜の芯すっと立つ』
・『ベランダに干す白菜の芯立ちて』
またよろしくお願いします。
点数: 2
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干されても頑張る