俳句添削道場(投句と批評)

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秋時雨この一日を永き日に

作者 卓鐘  投稿日

コメント(俳句の意味。悩みどころ)

前句芋煮会、
ビラを手に土手駆け上がる芋煮会
土手の向こうの芋煮会で土手を上がると眼下の。的なのを詠みたかったんですが、ちょっと伝わりづらかったみたいでした。
ご指摘ありがとうございます。

本句、先日の雨は日々過ぎていく時間が長くかんじられました。

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「秋時雨この一日を永き日に」の批評

回答者 ケント

こんにちは。
先句、色変へぬ松句はやはり季語の意味からすると変でしたね。勿論季語の本意は知っておりましたが。
提案句ならば、秋になっても青々としている松だとわかるしそれが、震災の町に立っているとなりますね。

色変へぬ松や震災の町に立つ

とも詠みました。
秒針の句は、原句は、

秒針をじつと眺めて秋惜しむ

だったんです。平凡かなと思って。秒針の動き方には二通りあって、一秒毎くっくっと進むやつと、そうではなく一定スピードでスーと進むやつ。自分の見ていたやつです。そのスピードが以外と早いんです。(そう感じた)
その事を素直に表現出来ませんでした。
提案句のように。
また勉強です。

句の評価:
★★★★★

点数: 1

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「秋時雨この一日を永き日に」の批評

回答者 イサク

句の評価:
★★★★★

おはようございます。

◆『秋時雨(が)(今日の)この一日を永き日に(感じさせました)』という因果・散文感があります。散文感はともかく因果は抜け出したいかと。
◆「永き日」という単語に「日永」「長き日」という深読みでの立ち止まりがありました。季重なりとは思いませんし意味もわかりますが、さらなる言い替えを検討したくも思います。
◆雨の日に、という句意だと思いますので季語「秋時雨」がベストかどうかも再検討していいかと思います。例えばシンプルに「秋雨」ではだめですかね?など。

細かいところでは、コメントの「日々過ぎていく時間」なのか、句の「今日の時間」なのか、でも感慨が変わりますね。
ひとまず「今日の時間」にて提案句を作ります。

・一日とは長き時間よ秋の雨
・秋霖や時はゆつくり進むもの

点数: 4

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「秋時雨この一日を永き日に」の批評

回答者 ケント

句の評価:
★★★★★

お早うございます。
私はこの句を読んで句意とはまったく違うかも知れませんが、
「今日のこの日を永遠に心にとどめて置きたい」。
そんなことを感じました。
作者に、そう思わせる何かがこの日に有ったのかと。
やはり、長き日ではなく、永遠の「永」の字が強く印象に残りました。

点数: 0

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「秋時雨この一日を永き日に」の批評

回答者 なお

句の評価:
★★★★★

卓鐘さん、こんにちは。
先日の「土手駆け上がり」は、そういうことだったのですか!?
まだ、平地(土手の前)にいらしたのですね。作者の立ち位置の推測が足りませんでした。最初、私はもう芋煮会を楽しんでいると思ってしまいましたからね(笑)。

さて御句拝読しました。
私は初読で、秋時雨のせいで、何かこの日に予定されていた行事が中止になってしまった。そうなると時間を持て余してしまう。
いまはもうすっかり晴れた空を恨めしそうに見上げている、そんな句かと思いました。
でもそれだと「永き」でなくて「長き」だよなと。
あ、違う、秋時雨のおかげで何かとてもいいことがあった。だから今日が永久に終わらなければいいなということだ!

そう思ってご自身のコメントを拝読すると、ちょっと違うかと。
でもこんな受け取り方もあったと、そのまま置かせていただきます。

点数: 0

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