おもたげにチューバを抱え寒稽古の批評
回答者 三日酔いの防人
ハオニー様、今晩は。寒稽古という季語素敵ですね。私は今まで、武道事のみにこの季語を当てておりましたので、目から鱗で勉強になりました。句がぐっと引き締まる季語ですね。
チューバという楽器はあまり親しみがありませんが、とても重いようですね。また、音の響きが重要なのだとか。重いチューバを『おもたげ』と平仮名表記にしており、これだけでチューバの重さではない、気だるさが表現できていると思います。
ただ、私はこの句を最初に拝見した際、演奏風景ではなく、寒稽古に向かう様に見えました。あえて音に関する事柄を排除したのだと思いますが、腹胃壮様御指摘のとおり音の映像が浮かばないのは少し残念に思いました。
夢うつつチューバ蠢めく寒稽古
点数: 2
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寒い日の稽古というものは、参加者の意志がみんな高いわけではなく、中にはイヤイヤ参加している人も、だらけている人もいるものです
そんな吹奏楽部のチューバ担当の人にスポットを当てて一句つくりました
チューバを抱えている人が、すっきりしない、冴えない音を出しているように聴こえてくるようなら、私の作戦は読み手に伝わったということになります