俳句添削道場(投句と批評)

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畑から飛び出て焦げる雨蛙

作者 齋藤朱莉  投稿日

要望:厳しくしてください

コメント(俳句の意味。悩みどころ)

夏の昼間に農作業をしているときに、急に雨蛙が出てきた。
太陽が照りつける暑い日だったので、「蛙も飛び出てきたら日焼けして焦げるのかなぁ」と思ったことを率直に描きました。
添削は細かいところまで言っていただけると嬉しいです!

最新の添削

「畑から飛び出て焦げる雨蛙」の批評

回答者 宮武桜子

おはよう御座います。

童話を読んでいるみたいで面白いと思いました。
井の中の蛙大海を知らずと言いますが、うっかり飛び出すと焦げると読むと、ちょっと教訓的にもなりますね。
添削でなくてすみません。感想です。

句の評価:
★★★★★

点数: 0

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「畑から飛び出て焦げる雨蛙」の批評

回答者 イサク

句の評価:
★★★★★

こんばんは。はじめまして。よろしくお願いします。

この句をそのまま受け取るならば、
『バーベキューをしている鉄板の上に、蛙が畑から飛び出してきて飛び乗ってしまった。そして蛙が鉄板の上で焦げた』というような意味に無理やり受け取りました。

コメントより
【雨蛙日焼けすることあるのかな?】という妄想なのですね。
 ↑思ったことを率直に書くなら、こうなりました。これで五七五の形を残して、季語「雨蛙」を使っていますが、俳句とは言いにくいものになってしまいました。

コメントを整理すれば
◆「焦げる」は実際に焦げているわけではなく「日焼け」の比喩ということですね?
 それも、あくまで「日焼けするのかなあ?」という想像なのですね?
 ここが「焦げる」ではおそらく伝わりません。
◆想像であって事実ではない、というのが、俳句的には非常に難しいことをしようとしています。受け取る側の私たちは、「他人の想像の言葉をさらに想像する」という非常に難しいことをしなければならないので。
◆たとえば、「畑から」とありますが、コメント的には「死角から」「日向の畑へ」ですね?
 飛び出してきた元の場所(from)だけ情報があって、飛び出した場所の全体(to?on?at?)の描写がなかったので、映像を想像するのが難しくなりました。
 この句は本来「日向へ飛び出した」という情報が重要なので「○○から」という情報の不要な句だと思うのですが。

で、
妄想を俳句にした名句もあるといえばあるのですが、
受け手に想像させたり、感動させたりしないと、単なる「妄想メモ」で終ってしまいます。

「俳句」としては映像を描写する言葉を駆使して、受け手に伝わるようにする、のが基本だと言われています。この内容ではそもそも「俳句」である必要がないかもしれませんが、まずはそこからです。

たとえば、
コメントから推測できる事実を、コメントの言葉をできるだけ使って・・・
見つけた雨蛙は、事実「日焼け」もしていないですし、「焦げて」もいないので、そこは一旦回避です。嘘になっちゃうので。

・雨蛙飛び出す昼の畑かな
・雨蛙日差しの中へ来たりけり
・太陽の照りたる畑あまがえる
・振り下ろす鍬へ飛び出す雨蛙

などなど・・
まずは「他人に伝わること」だと思います。

点数: 4

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添削対象の句『畑から飛び出て焦げる雨蛙』 作者: 齋藤朱莉
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