「苦しみに耐へれずめざむ春の夢」の批評
回答者 イサク
おはようございます。
「春の夢」は「春眠」の際に見る夢です。
内容はさておき「春の季語」として機能させないと、俳句の季語として「春の夢」を使った意味が薄くなります。
という中で御句、
◆単なる「夢」で意味が通じるのですが、わざわざ季語の「春の夢」を使った意味が掴みにくいかもしれません。
◆この句は目覚めた後のシーンを描写しています。ので、下五「春の夜」「春の朝」とした方が通じそうですが、そこを敢えて「春の夢」とした説得力がもうひとつ欲しいところです。
◆上五中七と下五季語「春の夢」が近いのでごっちゃになっていますが、「めざむ」は終止形なので、中七の後で一旦切れており、
【(何かの)苦しみに耐えられず目覚む/春の夢】
という形に意味が切れていて、意味が通じにくくなっています。
◆「耐えれず」の「ら抜き言葉」も、できれば回避したいところ。
上五中七が「苦しみに耐えられず」で、説明しかしていません。ここに具体性が何もないのが季語「春の夢」を生かせない理由のひとつに見えます。
ので、具体性を入れたいです。コメントから措辞をお借りします。
・現職時のいじめも今朝の春の夢
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現職時のいじめにあった夢でした。