「変わりない母校を過ぎて薫り春」の批評
回答者 イサク
こんばんは。
上五をどうするか、というのは中七下五にも関わってくるのですが、
どちらかといえば下五の「薫り春」の方が気になりました。
「薫り」というのは、何が薫ったのか・・「春が薫る」という意味でしょうかね?でも「薫り」という形は連用形なので「春」という名詞・体言につながらないのです・・・「薫る春」と連体形で置くならばセーフ。
ちなみに「風薫る」が夏の季語になってしまうので、ここでは「母校を通り過ぎたときに風や空気が薫った」という意味に受け取るのは難しいです。「春」って言っちゃってますので。
そのような句の受け手にとって曖昧な言葉を、伝わるような言葉に直していくに従って、自然と上五も何か別の言葉が思いつくかもしれません。
とりあえず「薫り」を抜いて提案句を置いておきます。
・変はりなき母校を通り過ぎて春
点数: 1
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上の5文字を何にするか迷いました。
批評をよろしくお願いいたします。