「黄昏やハローワークに渡り鳥」の批評
回答者 ハオニー
はじめましてハオニーです
職なき人物がハローワークに通いつめている、とある日の夕方の光景がきちんと見えてきます
そして「渡り鳥」に「定職に就かない者」という意味を込めたことは伝わりました
先にご指摘のあった通り、「黄昏や」で切るよりも「黄昏のハローワーク」の方が映像が見えやすいと思いました
最後に季語を単独で持ってくると、渡り鳥がいきいきと空を飛んでいきます
悩ましいのは「に」です
この「に」は、ほかに選択肢がないか悩んでから決める助詞です
そして「場所」+「に」は説明的になってしまい、詩的さを失いやすいのです
今回、選択肢は「を」と「や」があります
黄昏のハローワークを鳥渡る
黄昏のハローワークや鳥渡る
「渡り鳥」のままでもいいのですが、苦労人や落ち着かない者という意味を込めるのならば「鳥渡る」が使えます
動詞で終わった方がその意図が伝わりやすくなります
点数: 1
添削のお礼として、ハオニーさんの俳句の感想を書いてください >>
働き場所や住み場所を転々とする人のことを「苦労人」「落ち着かない者」という意味をこめて「渡り鳥」と呼ぶことがあり、それをヒントに作ってみました。
皆様のご意見お待ちしております。