「悪寒せし母の作りたる卵酒」の批評
回答者 げばげば
こんにちは。
いつも勉強させていただいています。
御句。卵酒って生活季語だけに、直接的な場面が浮かぶので、どうしても説明ぽくなるのだと思います。
今回は
「悪寒したおかんが作った卵酒」
ともっていきたかったのですね(シャレではない)
中七については
「母の作れる」と持って行っても大丈夫かと思います。(「り」の連体形「る」)
母が作ったと言いたかったから「の」がほしかったのですね。
そもそも「作りたる」を「母の卵酒」と置いてしまって、残り9音で何かと取り合わせるというのも手かもしれません。
一番気になるのは上五です。悪寒したのは母なのに、客観的に見てる詠み手が「悪寒」と気づくのは、はげしく震えていたからなのか。描写かどうかに悩むからです。
兼題から詠むと、まず卵酒を思い浮かべて詠むのでとても難しいですよねー。とてもよくわかります。とくに生活季語はわたし苦手です。
点数: 2
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前の句は子供のくせに卵酒が好きだった。