「朝寒に背筋ぞくっと日新たに」の批評
回答者 イサク
こんばんは。はじめまして。よろしくお願いします。
まずは、季語はひとつ「朝寒」。
五七五のリズム。
ここまではできてます。
意味もなんとなくはわかります。
俳句というのは、五七五という限られた言葉で作る「詩」ですので、もっと「詩」としていきたいですね。とすると・・
◆ひとつめ。
季語で「寒い」ことがわかっているので、「背筋ぞくっと」とわざわざ付け足す必要はありません。
これで中七の七音分、別のことが詩に使えます!
◆ふたつめ。
下五「日新たに」が急に出てきました。「朝」と言っているのに、また日が変わってしまうのでしょうか?
もし「朝=日が新た」なことを言っているのであれば、これも「朝」と言えばわかるので、付け足す必要がありません!
◆つまり、
この句は季語「朝寒」を説明しているだけになっているのではないかと・・
「朝寒」と言えば、この句の内容はほとんど入ってしまいます。
俳句の季語はすごく情報量を持っているので、季語を読めばわかるようなことは、あらためて言う必要がありません。
なので、季語以外の箇所は、季語だけではわからないことを書くのがよいとされています。
例句を引っ張り出してきました。ご参考まで。
朝寒の膝に日当る電車かな/柴田宵曲
朝寒や自転車を立て豆腐売る/長谷川櫂
点数: 1
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とにかく全くの初心者なので、何度も言いますが、高度な言いまわしや語彙力がありませんが、俳句を投稿させて頂きます。