俳句添削道場(投句と批評)

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台風よ追ってきたのか白馬へ

作者 舞矢愛  投稿日

コメント(俳句の意味。悩みどころ)

今年の登山は台風で登頂を断念したという嘆きの句です。
台風”や”がよかったのか、白馬”に”の方が良いのか、他にも選択肢があるのか、悩んでおります。。。

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「台風よ追ってきたのか白馬へ」の批評

回答者 なお

舞矢 愛さん、こんにちは。
御句拝読しました。台風で白馬断念ですか、残念ですね。
「追ってきたのか」という措辞が気になりました。読者は誰も、作者も台風もどこにいたのか知りません。これは追ってきたというより、どちらも同じ方向に進んでいて、愛さんの方が少しだけ先を行っていたということですね。

・台風に追はれ白馬諦める

この「追われ」は「追いかけられ」とは少し違うニュアンスです。

句の評価:
★★★★★

点数: 0

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白馬へ追ってきたのか台風よ

回答者 鈴屋いるか

句の評価:
★★★★★

舞矢愛さん、こんにちは

御句は「追ってきたのか」と呼びかけで続くので、「や」で文を切るより「よ」の方があっていると思います
ただ、上中がつながる形の「よ」の切れ字のため、全体が緩く繋がっており締まりが少し足りない気がするので、語順を変えて最後に季語と切れ字で終わらせてみてはどうかと思いました
よろしくお願いします

点数: 1

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「台風よ追ってきたのか白馬へ」の批評

回答者 イサク

句の評価:
★★★★★

こんにちは。

「シロウマ」「ハクバ」論争はさておいて・・・この句では「しろうま」で。

助詞はさほど気になりません。
使っている意味を考えれば「に」よりは「へ」で良いと思います。
二物取り合わせではない心情句なので、上五を「や」にする必要も薄いかと思います。

それよりも、
「追ってきた」の比喩(擬人化)の方が気になりました。
作者はどこから(いつから)台風に追いかけられていたのでしょうか・・・

「追ってきた」という被害者意識を前面に出すよりも、もっと「台風の白馬」で何かできそうな気がします。

・白馬や台風の夜のしづかなる
・白馬の山荘軋む台風来

点数: 1

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添削対象の句『台風よ追ってきたのか白馬へ』 作者: 舞矢愛
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