ファインダー越しに掴める月あかるし
回答者 ハオニー
遠近法を利用した一句ですね
手元のカメラのファインダーから、遥か彼方の月を掴まえるところを描写するあたりが詩的な表現ですね
問題点は「覗いて」と「秋の月」です
ファインダーを覗くと言わなくてもファインダー越しといえば、カメラなどを構えた手元のアップをイメージできます
もうひとつ、「月」は単独で秋の季語です
わざわざ「秋の」とつけるには相当な理由が必要です
「名月」とするのも手ですが、1年に1度の特別な「中秋の名月」のことを言うため、説明にある通りにすると「月」で勝負するしかないなと思いました
備考
あかるし
1.光が射してよく見える
2.色が澄んで華やか
わざわざ字余りにしてまで、遠くの月の見事さを表現したかったのです
点数: 2
添削のお礼として、ハオニーさんの俳句の感想を書いてください >>
十五夜ではありませんがふと空を見ると見事な月が出ていましたので慌てて三脚をたて望遠レンズで見事キャッチしました。ファインダーを通して見ると手が届くほど近く見える秋の月です。