「床にふし宙を見ている鬱の秋」の批評
回答者 なお
鷹司晶子さん、こんにちは。
御句拝読しました。
お辛そうなご様子、無理なさらないでくださいね。
あまり細かいことは申し上げにくい句ですが、一応気がつきましたことを。
「床にふす」。私はてっきり、「伏す」だから「うつ伏せ」に寝ていることだと思いました。「それなら宙は見えないでしょう」などと申し上げようかと。
しかし調べてみると、床にふす、は病気で寝ていることで、うつ伏せには限らないのですね。
考えてみたら、病気でうつ伏せに寝ることってそうそうないですよね。失礼しました。
次に「宙を見ている」。「宙」って「そら」ですよね?病気で寝ているのに屋外の「そら」を見ているっておかしくないですか?と思いました。
しかし考えてみたら、部屋で寝ていても、窓から空はいくらでも見ることが出来ますね。
と、ここまで来て、そのあとさらに考えてみましたら、この「宙」は「そら」ではなく、あらぬ所を意味する「ちゅう」であることに気がつきました。
うわー、私の読みが浅かった。何が「窓から空を見る」だ。よかった、気がついて。
最後に「鬱の秋」これは悩みました。この場合の「鬱」は、物思うという意味ではなく、ご病気のことをおっしゃっている気がして。ご病気でなければ、「秋思かな」みたいな終わり方もできると思うのですが・・・。
そのようなわけで、色々考えたのですが、これはこのまま受け止めさせていただきます。
点数: 1
添削のお礼として、なおさんの俳句の感想を書いてください >>
ただ、ぼーーっと宙を見てるだけ