「滝音に告白聞こえぬふりをして」の批評
回答者 たーとるQ
郁お爺さま、こんにちは！
御句はロマンチストな句でいいですね！
「聞けぬ」というと滝の音で本当に聞こえないイメージになるので、「聞こえぬ」にしたのはありかと思います。後は最後「をして」も滝より告白に視点がいってしまいそうでうーんと言う感じ。
沢山良い添削
・告白は聞いてないふり滝飛沫
・告白は聞いていないよ滝飛沫
点数: 1
添削のお礼として、たーとるQさんの俳句の感想を書いてください >>
滝音に告白聞こえぬふりをして
作者 葉月庵郁斗 投稿日
コメント（俳句の意味。悩みどころ）
最新の添削
添削一覧 点数の高い順に並んでいます。
「滝音に告白聞こえぬふりをして」の批評
回答者 卓鐘
おはようございます。えっなかなか面白い句と思いますよー。
聞こえぬのほうがいいけど、この場合「聞けぬ」は理由から完了の「ぬ」とはなりません。
明らかに聞けぬが、ふりに繋がっているので連体形となりますが、完了の「ぬ」の連体形は「ぬる」なので。
ただし、「聞けぬ」では情緒がない。「聞ける」は自分の意思で聞くことができるということなので、聞こうとしても聞こえないふりとなりますね。
この句悪くないと思いますが、中八解消するならというのと、滝音が聞こえぬを直接説明している感じがあるので、
告白を聞こえぬふりに滝飛沫
でもなんかカッコつけてるんで、聞こえぬふりをされてるくらいがいいんじゃないかとは思います笑
点数: 1
添削のお礼として、卓鐘さんの俳句の感想を書いてください >>
「滝音に告白聞こえぬふりをして」の批評
回答者 げばげば
こんにちは。
いつも勉強させていただいています。
御句。私も結構好きです。
「をして」が少しゆるいなあと思うのと、滝を下五でオチにしたいのと、「音」と直接的に言わないというのが推敲点でした。
卓鐘さんは滝飛沫で、聴覚以外の五感を埋めてきましたね。さすがです。
自分ならそれ以外の要素として、時間帯を含む、滝の描写を含む、固有名詞、で効果を狙ったりもします。
告白を聞こえぬふりの夜滝かな
告白を聞こえぬふりに瀧の糸
告白を聞こえぬふりに華厳滝
箕面の滝を吟行中ですか！わが町大阪ですね。
でも、箕面滝よりは華厳滝にしちゃった、、。
点数: 1
添削のお礼として、げばげばさんの俳句の感想を書いてください >>
「滝音に告白聞こえぬふりをして」の批評
回答者 イサク
おはようございます。
実景の強みですね(笑) 吟行いいなあ・・・
基本、職場との行き来をなんちゃって吟行なので、手元のボツ句には道路交通関連が大量に。
御句、
◆「音」という単語は外したいですね。「音が大きいから」と理由を説明っぽくなってしまう感じです。
◆「聞けぬ」の場合、「聞け」という連用形を持つ動詞＝口語で下一段の「聞ける」、つまり「聞くことができる」という動詞です。
この句の意味では「聞こえる」＋否定の「ぬ」の「聞こえぬ」で正解かと。
◆「聞こえぬふりをして」で「をして」に作為が入るので、「【わざわざ】聞こえないふりをした」というニュアンスが大きく入ってくるように感じます。
聞こえてしまったら、とても深刻な不都合が発生するような告白？そんなに嫌いな相手？それとも、聞きたくないような過去の告白とか？
という理由で、「をして」を外したい気分になりました。
先の二人と同じく、この内容なら私も上五「告白」から入るかなあ・・・
・告白を聞こえぬふりの滝のそば
点数: 1
添削のお礼として、イサクさんの俳句の感想を書いてください >>
その他の添削依頼
優れた添削・批評は日本俳句研究会の記事として、転載、引用させていただく場合がございます。ご了承ください。
ボツ句です。
中七が八になり
七に合わせるには
聞けぬとしていましたが
以前ご指導頂いた「ぬ」で
聞いたになるとややこしくなるので
やめました。
17音にできていたなら
投句していたかも？
ご指導よろしくお願いします